迷ったら恥をかけ!?

恥

多くの人は「恥をかきたくはない」と思って生活しているかと思います。私もその一人でした。「恥」は、お金を出して買ってでもかいたほうがいいと大人たちはいいます。スティーブ・ジョブズもそれと似たようなことを話しています。

自分がもうすぐ死ぬという事実は、大きな決断をする手助けをしてくれる、人生で最高のツールだ。外部からの期待、プライド、恥をかいたり失敗したりすることへの怖れなど、ほとんど全てのものは死と向き合うと消え去る。そして本当に大切なものだけを残してくれるんだ。

スティーブ・ジョブズ

『ハングリーであれ、愚かであれと』いうスティーブ・ジョブズの言葉の裏には成功したり、歳をとると人は恥をかきたくなくて新しい挑戦を避けたがるようになることを戒める意味が込められてもいます。

恥をかくことを恐れて行動力が落ちてしまってはチャンスを掴みかねません。もったいないですよね。コピーライターである中川 諒(なかがわ りょう)さんの著書『いくつになっても恥をかける人になる』も読んで迷ったら恥をかく方を選んで実行し続けましょう!

恥は理想の自分と現実の自分とのギャップから生まれる

恥を感じるのは理想と現実との自分にギャップがあるからだそうです。自分を大きく見せようとするプライドが恥を生み出しているということです。目標をもつことは大切ですが、必要以上に自分を大きく見せようとしないことが恥を感じにくくするコツみたいですよ。

尊敬されようとする罠

誰でも後輩やチームメートなど周囲の人から尊敬されたいと無意識に「尊敬されたい」と思うものらしいです。この心理が自分を縛りつけ、弱音を吐いたり、失敗を恐れされる要因にもなっているようです。尊敬では応援される人を目指すのがコツみたいです。確かに、素直にありのままの自分自身を弱みも含め、失敗したことも堂々とさらけ出している人は応援したくなりますよね。等身大の自分、現実の自分、失敗もする自分も普段から周囲の人には包み隠さないようにしたいですね。

恥を避けるとチャンスを逃す

恥をかかないように小さな行動しか出来なくなってしまうとチャンスを逃しかねません。他の多くの人も恥をかかないようにと小ぢんまりとした行動しかできなくなっている状態と差別化されませんもんね。

ほとんどの人が「恥をかいたらどうしよう」と考えて行動を止めてしまう中、恥を乗り越えてチャンスを掴みたいですね。

「恥ずかしいなぁ」と感じたら逆に、「チャンスかも!」と思ってアクションすることが重要なんですね。

自分が恥だと思うことを他人はなんとも思っていない

長さの違う靴下を履いて学校へ行って、一日中、恥ずかしい思いをしたことがありました。卒業後、同級生にその時の話をしても全く覚えていませんでした。

人は自分の失敗は何年も覚えていますが、他人に失敗はどうでもいいということです。私が恥だと感じていることは他人はなんとも思っていないということですね。

他人はそもそも気にしていないので、自意識過剰の自分の恥を捨てて今よりももっと行動できるようにならないとアホですね。

恥をかくほど成長できる

恥をかいた瞬間というのは多くのことを学んでいる瞬間でもあるそうです。恥をかいていないほうが挑戦せず、小ぢんまりしてしまって成長できていない証でもあるということですね。

迷ったら恥ずかしいほうを選ぶ

多くの人は無意識に恥をかかない方や避けて何もしない方を選び、自分を失敗や恥から守ろうとしていますが、成功やチャンスを掴めなくなるので「迷ったら恥ずかしい方を選ぶ」とマイルールを決めておくことが豊かな人生を歩むためのコツの一つであるとのことです。変なプライドにこだわって歳だけとってしまうのは避けたいですもんね。他人に迷惑がかからないなら恥を選ぶようにしないと損ですね。

恥をかかせてくる人から離れる

人を茶化すことで無意識に相手より自分が上に立とうとする人がいるそうです。マウントをとるためにです。そんな人には関わらないようにして、自分自身がそんな害となる人にならないように注意しないといけないですね。

参考 いくつになっても恥をかける人になる 中川 諒

◎迷ったら、「恥ずかしい」と感じるほうの道を選んでみよう
「まわりに馬鹿だと思われたくない…」「見当違いだったらどうしよう…」
「会議で発言できない…」「人に何かをお願いするのが恥ずかしい…」
「スベったらかっこ悪い…」「SNSで発信するなんて無理…」

恥ずかしいという気持ちは、できれば誰しも避けたい感情です。
しかし恥を回避し、いつも消極的な選択肢を選んでばかりいては、
いつまでたっても自分の殻の中から出ることはできません。
本書は、恥ずかしいという感情をむしろ新しいことにチャレンジできている証拠と捉え、
つい反射的に恥を回避しようとする「無難な自分」を乗り越えるためのヒントを紹介します。

・挨拶は無視されそうでも自分からする
・セミナーでは何があっても一番前に座る
・先輩の意見と真逆でも発言してみる
・交流会で知人とはもう交流しない
・SNSでの発信を匿名でいいから始めてみる
・多少派手でも好きな服を着て出かける……

「迷ったら恥ずかしい道を選ぶ」ことをマイルールにするだけで、
あなたはたくさんのことに積極的にチャレンジできるようになります。
電車やバスで席を譲れるようになり、困っていそうな人に
声をかけられるようになり、会議で発言できるようになるでしょう。
そうして、人生をアップデートしていくことができるのです。
さあ、いくつになっても恥をかける人になりましょう。

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