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2025年宇宙の旅
Orbital Assembly Corporation
アメリカのOrbital Assembly Corporation(オービタル・アセンブリー社 https://orbitalassembly.com/projects)は世界ではじめて宇宙にホテルをつくろうとしています。初の商業宇宙ステーション施設ボイジャー・ステーション(Voyager Station)の着工を準備中です。
Pioneer-class Stations
まずは28人収容できる最初のステーション「Pioneer-class Stations」を2025年までに打ち上げて営業する予定です。
Voyager-class Stations
その数年後にはより多くの人が宿泊できる「Voyager-class Stations 」というもっと大きなホテルを完成させようと計画中です。
「Voyager-class Stations 」(ボイジャー)は直径、約160メートルの円形のホテルで、その外円の側面が客室になっています。客室は40部屋あり、90人が宿泊できます。
トイレ、シャワー、ベッドやテレビなどが完備されます。昨年、ZOZO創業者の前澤氏が滞在した国際宇宙ステーションとは大違いの「客室には地球のホテル同様」のイメージです。宇宙服なしで宿泊客がゆっくりくつろげる空間です、レストランやバーなどの娯楽施設も併設予定です。
なんと「Voyager-class Stations 」(ボイジャー)は重力をコントロールできるように設計されているので食事や睡眠が快適にできるそうです。
「Voyager-class Stations 」(ボイジャー)を車輪のように回転させることで遠心力がかかり、重力が発生します。外円部の客室部分では地球の約1/6の重力を発生させることが可能で、これは月面とほぼ同じ重力となります。なので外円部に設置予定のバスケコートでは子供でも、シニアでもダンクシュートを楽しめるみたいです。「Voyager-class Stations 」(ボイジャー)の中心部分に行くほど重力が小さくなる構造なので、無重力に近くなっているホテル中心部分は廊下を泳ぐように浮きながら移動したり、宙返りも体験できます。
宇宙ビジネス
アマゾン創業者のジェフ・べゾフは火星への移住を真剣に検討しているそうですし、世界中で宇宙ビジネスは広がり、夢がありますね。
「Voyager-class Stations 」(ボイジャー)には冷凍した肉や魚を運搬するのに加え、ホテル施設内に新鮮な野菜を栽培する畑もつくるみたいなので地球上と同じようなメニューを食べることができるそうです。
既に、日本でも植物工場(https://delicioussmile.co.jp/factory/)が普通になり、スーパーでは土が付着していないレタスが普通になってますよね。こうした技術が宇宙でも応用できるんでしょうね。
宿泊料金
「Voyager-class Stations 」(ボイジャー)1泊2日の宿泊料金はなんと3億4千万円みたいです。ZOZO創業者の前澤氏が昨年、国際宇宙ステーションに12日間滞在した時の費用が2人でおよそ100億円と言われていますので単純計算だと1泊2日で一人あたり約4億2千万円です。
「Voyager-class Stations 」(ボイジャー)への移動交通費用を加算すると相場なのかもしれませんね。
出典:Tech Vision