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白エビ
白エビは「富山湾の宝石」とも呼ばれ、その透明感のある美しい姿は富山の自然の豊かさを象徴しています。
富山の人々は白エビを様々な料理に活用し、刺身、天ぷら、かき揚げ、昆布締めなど、多彩な調理法で楽しんでいます。
富山湾は白エビの主要な生息地であり、商業的に漁獲される唯一の場所として知られています。白エビは富山湾の深海に位置する「藍瓶(あいがめ)」と呼ばれる海底谷に生息しており、この独特の地形が白エビの生育に適した環境を提供しています。
富山県では白エビを重要な水産資源として認識し、1996年にはブリ、ホタルイカと並んで「富山県のさかな」に指定しました。
この指定は、白エビが富山の食文化や経済において重要な位置を占めていることを示しています。
白エビの漁期は4月1日から11月30日までと定められており、この期間は富山湾に春の訪れを告げる象徴的な存在となっています。
富山の人々にとって、白エビの解禁は季節の変わり目を感じさせる大切な出来事です。
2024年1月の能登半島地震は、富山湾の白エビ漁に大きな影響を与えました。富山県水産研究所の調査によると、地震後の白エビの漁獲量は例年の約8割減少しました。
さらに、2024年4月の漁獲量は過去40年で最低を記録し、5月末時点での漁獲量は33トンにとどまり、前年(256トン)の15%にも満たない状況でした。
海底地形の変化が原因とされています。白エビが生息する海底谷の斜面が、広範囲にわたって崩壊していることが判明しました。
この状況により、白エビの供給が減少し、価格の高騰しました。
このような厳しい状況下で、有限会社イシダの「白エビチップ」は、富山湾の特産品である白エビを贅沢に使用した逸品として注目されています。
イシダの「白エビチップ」
風味の豊かさ
「富山湾の貴婦人」と呼ばれる白エビをふんだんに使用、他の白エビせんべいと比べ、より濃厚で上品な海老の風味が感じられます。おやつはもちろん、ビールのおつまみにも最適と評判です。
食感
肉厚で丁重に仕上げられ、サクサクとした軽い食感が楽しめます。
有限会社イシダの公式サイトでも購入できます。http://ishida-creation.jp/sweets.html
有限会社イシダは、富山県の特産物を使用した商品を企画・販売している会社です。
その他の白エビせんべい
他の白エビせんべいも美味しいので食べ比べてそれぞれの特徴を楽しんでみてください。
ささら屋
商品名 しろえび紀行、しろえび撰、しろえび小判あらびき黒コショウ、しろえびかきもち |
HP https://www.sasaraya-kakibei.com/ |
白えび屋
商品名 白えびせんべい、白えび姿焼き、いか墨白えびせんべい |
HP https://www.shiroebiya.co.jp/ |
日の出屋製菓産業
商品名 SHIRO SASARAYA |
HP https://www.hinodeya-seika.com/shirosasaraya/ |
あいば食品
商品名 海煎堂 十割煎餅 白えび |
HP https://www.aiba-t.co.jp/ |
日本橋とやま館
2016年6月にオープンした富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館」https://toyamakan.jp/は、富山県の魅力を首都圏に発信する拠点となっています。単なる物販店ではないところが特徴で、ショップフロアはもちろん、和食レストラン「富山はま作」、富山の地酒が楽しめるバーラウンジ、観光交流サロンまで備えた総合的な施設になっています。
店内に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが立山連峰の稜線を表現した県産材の組子細工の大壁面。富山の自然の雄大さを感じさせてくれます。
ショップフロアでは、富山湾の宝石と呼ばれる白エビのかき揚げや、名物の氷見うどんなど、富山のグルメが勢揃い。伝統工芸品も豊富で、高岡銅器や越中和紙を使った雑貨などが並んでいます。
日本橋とやま館には、富山の魅力を味わえる「トヤマバー」と「富山 はま作」という2つの飲食施設があります。バーラウンジでは、富山の地酒17蔵元の銘酒が楽しめるんです。和食レストラン「富山はま作」では、富山湾の新鮮な魚介を使った料理を堪能できます。
トヤマバー
トヤマバーは、富山県の地酒を楽しめるバーラウンジです。
- 富山県内17蔵元の日本酒を常時取り揃えています。
- 立山連峰の雪解け水で作られる淡麗辛口の日本酒から、庄川や小矢部川の伏流水で醸される芳醇旨口の日本酒まで、多様な味わいを楽しめます。
- 利き酒セットも用意されており、富山の酒文化を深く知ることができます。
- 日本酒以外にも、富山の地ビールやワインなども提供しています。
- 営業時間は11:00から21:00までで、富山の酒を気軽に楽しめる空間となっています。
富山 はま作
富山 はま作は、富山の海の幸を中心とした本格和食レストランです。
- 富山湾直送の新鮮な魚介類を使用した料理が自慢です。
- 季節ごとに変わる旬の食材を活かしたコース料理が人気です。
- 「あいの風」「つるぎ」「立山」などの通年コースに加え、季節限定のコースも提供しています。
- ランチタイムには、富山の郷土料理を楽しめる御膳メニューも用意されています。
- 店内は落ち着いた和風の空間で、2名から10名まで利用可能な個室も完備しています。
- 富山の地酒も豊富に取り揃えており、料理とのペアリングを楽しめます。
- 営業時間はランチ11:30~14:30、ディナー17:00~22:30(日・祝は21:00まで)となっています。
東京にはもう一つ、有楽町の東京交通会館地下1階に「いきいき富山館」というアンテナショップがあります。こちらは日本橋とやま館より小規模ですが、富山の特産品や観光情報を提供しています。
梅田 HOKURIKU+(ホクリクプラス)
関西では2024年7月、大阪・梅田の「KITTE大阪」2階に、富山・石川・福井3県共同のアンテナショップ「HOKURIKU+(ホクリクプラス)」がオープンしています。関西の方も、大阪で北陸の魅力に触れることができますよ。富山の美味しいものや素敵な工芸品に出会えること間違いなしです!
ここでは、その場で北陸の美味しいものを食べたり飲んだりすることもできます。
スタンディングバー
HOKURIKU+の目玉となっているのが、「HOKURIKU+BAR」というスタンディングバー。富山・石川・福井、3県の地酒やドリンク、おつまみを楽しむことができます。カウンターには石川の能登産杉、土台には福井の笏谷石、照明には富山の高岡銅器が使われていて、北陸の雰囲気たっぷり。
特におすすめなのが、地酒の飲み比べセット(1,320円)。北陸3県の地酒を各1種類ずつ、合計3種類を楽しめるんです。しかも、酒器は各県の工芸品を使用。富山の地酒は高岡銅器で、石川は九谷焼、福井は笏谷石の酒器でいただけます。贅沢な気分を味わえること間違いなしですね!
おつまみも充実していて、3県のおつまみを盛り合わせたセットもあります。富山のほたるいかの素干し、石川のいかのスモーク、福井のうめクリームチーズなど、地元の味を堪能できますよ。
東京で富山の味を堪能できるお店
日本橋とやま館の「トヤマバー」と「富山 はま作」の他、東京都内で富山の味を堪能できるお店はたくさんあります。
富山 白えび亭 東京駅店
白えび刺身丼、白えび天丼、ぶり天丼など富山産こしひかりを使用した、各種どんぶりや単品として白えび刺身、白えび天ぷらを地酒と共に堪能できます。
最寄駅 東京駅地下1階「東京駅一番街」南側 |
HP https://www.shiroebiya.co.jp/guidance/tokyo.html |
杉のあかり
新鮮なお刺身、白海老唐揚げなど富山県出身者がオススメの居酒屋。
最寄駅 秋葉原駅 |
HP https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131001/13016918/ |
海鮮処 きときと
店名の「きときと」は富山県の方言で、「新鮮な」「活きがいい」という意味を持つ言葉です。富山や能登から直送される食材を堪能できる落ち着いた雰囲気の居酒屋です。
最寄駅 市ヶ谷駅、都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅 |
HP https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13097864/ |
北陸旬鮮かわせ
富山や石川の新鮮な海産物を使った料理と地酒が堪能できるお店です。
最寄駅 渋谷駅 |
HP https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13196040/ |
神山町 ふぅ
富山出身の女将が営む落ち着いたカウンター席のお店で富山のお酒と料理を楽しめます。
最寄駅 代々木公園駅 |
HP https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13229080/ |
居酒屋 ヨイチャべ
「立山」や「勝駒」といった富山の地酒を豊富に取り揃えられており、氷見牛やホタルイカなど富山から直送される旬の食材を用いた郷土料理と一緒に楽しめます。
最寄駅 渋谷駅 |
HP https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13241630/ |
酒菜と炭 てりや
富山県出身の店長が2012年に創業、富山や金沢から直送される天然魚介や旬な食材を味わえるミシュラン・ビブグルマンにも2年連続で認定された武蔵小山の地域民に愛されている割烹的な居酒屋です。
最寄駅 東急目黒線 武蔵小山駅、東急東横線 学芸大学駅 |
HP https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13241630/ |
富山の銘酒
富山の豊かな水資源と良質な酒米を使用して造られています。多くの銘柄が淡麗辛口タイプですが、蔵元によって甘口や濃醇タイプも存在します。
特に「勝駒」は生産量が少なく入手困難なため、プレミアム価格で取引されることもあります。
富山の地酒は、地元の海産物や郷土料理との相性が良いとされ、富山の食文化と密接に結びついています。
勝駒(かちこま)
小さな手造り酒屋が年に少量を絞り出す入手困難な「幻の酒」として知られる勝駒、「勝駒 大吟醸」、「勝駒 純米吟醸」 、「勝駒 純米酒」、「勝駒 本地込」、「勝駒 上撰」も希少だが、中でも「勝駒 純米大吟醸」、「勝駒 『特吟』大吟醸」、「かちこま しぼりたて新酒」に出会えるのは奇跡と言っても良いほど。
立山(たてやま)
辛口の味わいが特徴の立山(たてやま)は富山湾の海産物に合うと大人気の銘柄です。