初心者向けサウナー基本用語

サウナ

サウナ初心者に贈る、これだけは知っておいて欲しいサウナ用語をご紹介します。

チラー

水風呂はサウナの要です。その水風呂を冷やす冷却水循環装置のことをチラーと言います。年間を通して水風呂を一定の温度で保つためには欠かせない設備です。繰り返し多くの人が水風呂に入ってもヌルくならないのはチラーのおかげです。

羽衣

水風呂で皮膚の表面にできる温かい目に見えない温度帯の膜のことを羽衣を言います。水風呂に入っておよそ10秒じっと動かずにいれば、体内の熱が放出され、冷水が徐々に温かく感じられるようになります。ちょっと動くと羽衣が剥がれてしまうので水風呂では動かないように心がけましょう。

シングル

水温が一桁台の冷たい水風呂のことをシングルと言います。15度を下回るだけでかなり冷たいと感じますので一桁台となると凍るような異次元の冷たさを感じます。シングルの水風呂があるサウナは多くはなく、池袋の「かるまる」、赤坂の「オリエンタル」などで衝撃を体験できますが数秒も入っていられないはずです。

バイブラ

浴槽から吹き出すブクブク泡のことをバイブラと言います。多くは温かいお風呂に設置されていますが、水風呂にも設置されているサウナがあります。水風呂にバイブラを設置することで羽衣がキープできないので同じ水温でも肌ではより冷たく感じるので威力が増します。

サ室

水風呂や外気浴も含めてサウナなのでサウナの設備や室内を区別してサウナ室、略してサ室と呼びます。同じようにサ飯はサウナやその周辺でサウナ後に食べるグルメ、サ活はサウナに通う活動の略です。

あまみ

サウナ→水風呂→外気浴の後に皮膚の表面にできる赤白のマダラ模様をあまみと言います。日本の方言が由来とされおり、サ室で身体の芯まで温まり、水風呂で引き締まった証で出る症状です。

あまみが出ても心配することはなく、良いサ活ができたと捉えてください。

ロウリュ

熱せられたサウナストーンに水やアロマ水をかけて蒸気を起こすことをサウナの本場フィンランドでロウリュと呼びます。ロウリュで湿度を上がることによって体感温度が一気にあがって汗を書きやすくなります。

セルフロウリュは自分やサ室の他のお客が自由に水をかけられることで、オートロウリュは機械が定期的に自動で水を注ぐ仕組みのことです。

アウフグース

アロマ水をサウナストーンにふりかけ、タオルなどを用いて水蒸気をサウナ室全体に行き届かせることをアウフグースといいます。サウナの起源はフィンランドですが、アウフグースの起源はフィンランドではなくハンガリーです。

狭い日本のサウナ室において、輸入されたアウフグースが「熱波」として進化を続けています。その独自の発展背景には日本人として「客人はもてなす」という精神、日本人としてあたりまえとなっている美徳があります。

熱波師と呼ばれる人がサウナ室で「客人をもてなす」為にロウリュし、タオルなどで水蒸気を拡散させるために仰ぐのが熱波です。

サウナ 【サウナ豆知識】アウフグースの起源と熱波との違い

ヴィヒタ

白樺の枝葉を束ねたモノをフィンランド語でヴィヒタと言います。サウナに入っている最中や後にヴィフィタで体を軽く叩いて用います。サ室にぶら下げられている場合もあります。

ウィスキング

ヴィフィタで体を叩くことをウィスキングと言います。

『ウィスキングはサウナの原点』と言われる程のモノです。白樺の若い枝葉を束ねてつくったヴィヒタで身体を軽く叩くと森の香りを感じます。これは、植物を活用して人間の回復力を復元させることを目的に古来から脈々と行われてきた行為です。

植物が蒸されることによって、人の役に立つ有効成分が発散される植物治療を行う状態がサウナ室に近い状態でした。植物治療も蒸された部屋から外に出てクールダウン、また、蒸された部屋で植物で叩かれ、外へ出てクールダウンとサウナと同じような流れです。逆に、植物療法を最も効果的に行う事ができたのが偶然にもサウナ室だったのです。他の場所と違い、サウナ室では植物療法のメリットを享受できる環境だったのです。

日本ではまだウィスキングを本格的に行えるプロの施術師は少なく、ウィスキングを専用に行える施設が少ないのが実情です。渋谷SAUNAで体験できます。

ととのう

サウナに入った後の独特な感覚を「ととのう」といいます。この快楽につつまれた気持ちの良い恍惚状態をサウナトランス、ディープリラックス、キマるやトブという表現をするサウナーもいます。サウナ後の穏やかな状態を「ととのう」と名づけたのは、プロサウナーの濡れ頭巾ちゃん(公式Twitter https://twitter.com/spasauna)です。

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