ワインの起源

モルドバ

あと半年ほど、二十歳になったらお酒をちょっとだけ飲んでみることを楽しみにしています。

せっかくなので良いお酒を飲んでみたいのでいろいろ調べていたらワインの起源にたどりつきましたのでご紹介します。



モルドバ

ロシヤや黒海の近くにある国で面積は九州と同じくらいの小さな国です。首都はキシニョフ。この小さな国の誇りがワインです。

 

5000年も前からワインを飲んでいた世界最古のワイン発祥地の一つとされているそうです。現在、モルドバには300を超えるワイナリーがあり、シンプルでやさしい味がモルドバワインの特徴とされています。豊かな土壌と昼夜の寒暖差などブドウ栽培に適した気候なんですって。

ギネス世界記録に認定された150万本ものワインが保管されているワインセラーは鉱山のあとを利用していてトンネルのような保管庫の総延長200km以上もあるそうです。モルドバは30年ほど前までは旧ソ連の一部だったのでこのワイナリーには旧ソ連時代につくされたワインも保管されています。

苦難の歴史をたどった極上の白ワイン

モルドバ有数のワイン産地である南東部のプルカリの老舗ワイナリーでは未だに全ての作業が手作業で行われているそうです。

モルドバのワインは苦難の歴史をたどってきています。ソ連の末期、飲酒は生産性の低下や風紀の乱れを生んているとして禁酒運動が展開されました。多くのブドウ畑が他の作物に転用されるなどして無くなってしまいました。その後、モルドバは独立しましたが、ワイン出荷のほとんどがロシア向けでした。しかし、2006年ロシアとの関係が悪化するとワインの輸出が禁止となり壊滅的な打撃をうけました。3億本ものワインが破棄されるワイナリーにとっての悲劇の時代があったのです。その後、販路ヨーロッパを中心に再開拓を行い、今ではかつての生産量を上回り、日本を含め世界30カ国以上に輸出されています。大国に翻弄され続けた小さな国の誇りのワイン、ぜひ、二十歳の記念に飲んでみたいお酒のひとつです。