昭和生まれの親世代の健康に関する常識は間違っていると疑ったことはありますか?
昭和から平成を経て、令和の今に至るまでの間に研究などで明らかになった正しい知識、昭和時代から間違っていなかった知識をちゃんと把握できていない家庭が多いです。
現時点で正しいことを把握し、次世代に継承できるようにしましょう。Z世代も昭和世代のように時間の経過とともに古いモノとなるのは避けられません。どんな世代であろうと常に新しい知識を柔軟に把握し続けないと化石になってしまいます。
目次
Z世代と昭和世代とのトラブル対処法の違い
「熱が出たら汗をかいて下げる」は間違いだった
小さい頃、熱が出たら体を温めて汗をかけば早く治ると親から言われていました。ただ、汗をかいてもウィルスや細菌が体外に排出されて減るわけではないです。
逆に、汗をかくことで脱水症状に陥ったりする危険性も高まります。したがって、現在では風邪の時にわざわざ汗をかいて熱を下げようとする必要はないというのが常識となっています。
熱でツライ時は体全体の体温を下げることが大事です。太い血管が集まるワキの下や首の周囲を保冷剤などの冷やすのが適切です。自然と汗が出て脱水症状になることがあるので、水分を十分にとりましょう。
風邪の時はお風呂は禁止も間違い
親からは熱が出たり、風邪をひいたらお風呂に入っちゃダメって言われていた人が多いと思いますが、この昭和世代の常識も間違っています。
昭和時代は銭湯に通ったり、お風呂が家の離れなど建物の外にあったりして行き来に外気に触れるため、湯冷めして免疫力が下がりやすい環境が多かったので「風邪の時はお風呂に入るな」というのが常識になっていたようです。
「二人で行った 横ちょの風呂屋 一緒に出ようねと言ったのに いつも私が待たされた♪」と昭和の名曲神田川で歌われたような日常は今では想像できません。
内風呂が常識となった今では、風邪をひいても汗をかいた体をキレイに洗うためにお風呂に入っても問題ないのです。ただ、体力を消耗しないように普段と比べ、ぬるめのお湯で手早く入浴したり、軽いシャワー程度で済ませるなど注意しておいたほうがベターです。
Z世代と昭和世代との食べ物の常識の違い
ダイエット食に関する常識の違い
親世代に一時りんごダイエットが流行ったみたいですが、ひとつのモノを多く食べる痩せ方は現在では否定的になっています。今は食べる順番や栄養素の事を良く知って痩せられる方法が推奨されています。りんご等、単品ダイエットは避けましょう。
Z世代では食物繊維の多い野菜から食べるベジファースト、お米などの炭水化物を最後の方で食べると吸収が抑えられてダイエットに効果的というのが常識になっています。
卵は1日1個までも間違い
昔、卵はコレステロールが多いので1日1個までというのが常識でしたが、現在、世界中の医師たちの見解ではコレステロールが高くない人まで1個を守る必要がないという事がハッキリと分かっています。コレステロールは身体の中で作られる部分が多いのでコレステロールの多い卵を食べても血中コレステロール値にはほぼ影響ないという研究報告が出ているからです。
とはいえ、コレステロール値が高い人は卵の食べ過ぎには引き続き注意してください。
昭和世代のエクササイズは役立たず!?
昭和3年に誕生した「ラジオ体操」は日常で使わない動作の組み合わせになるように設計されているので、ラジオ体操は今でも役立つ、すごく良いエクササイズなのです。古臭いイメージですがいつでも、場所を選ばずに行えるので昭和の先人たちの叡智を継承していきたいですね。