二刀流の大谷翔平さん、連日アメリカMLBでの活躍が素敵ですね!野球というかMLBでの主な日本人選手の活躍について調べてみました。
目次
野茂英雄
ピッチャー。日本人はMLBでは通用しないと言われていた中、独特のトルネード投法から放たれる落ちるフォークボールでMLBの猛打者たちから多くの三振を奪取。当時、労使対立で1994年8月からストライキに入り、シーズンは打ち切り、ワールドシリーズも中止となり、人気低迷し、ファン離れが起こってしまったMLBにおいて、野茂さんの活躍にアメリカ人も「NOMO」と熱狂してMLB人気復活の立役者だったそうです。凄いですね!そして、その活躍もあってか、大谷さんら多くの後輩たちがMLBでの活躍を目指す礎を気づいた、日本人のメジャーリーガーのパイオニアとなった方なんですね。MLBオールスターで日本人投手として初先発もしています。
MLB在籍:1995〜2008
最高推定年俸:約9億円/年
イチロー
俊足、強肩、自身の最多安打記録を塗り替え続けた三拍子揃った外野手。レーザービームと評されるライトからの矢のような返球でランナーをアウトにする動画をみて驚きました。高校生まではピッチャーもやっていたんですね。
MLB在籍:2001〜2015
最高推定年俸:約18.5億円/年
出典:TVヤング
松井秀喜
大谷さんが記録を更新するまではMLBでの日本人最多ホームラン数を記録、顔が大きいからか、「ゴジラ」のあだ名のホームランバッターでMLBの優勝決定戦であるワールドシリーズ 日本人ではじめてMVPを獲得されている。高校時代、星稜高校の4番バッターとして出場した甲子園で5打席連続で敬遠されてチームが負けたときは本当に悔しかったでしょうね。東京2020オリンピックの開会式で聖火ランナーとして国立競技場で伝説の長嶋茂雄さんをしっかり支えていたお姿が感動的でしたね。
MLB在籍:2003〜2012
最高推定年俸:約13億円/年
【ミスターが聖なる火をつなぎました🎊】#長嶋茂雄 氏にとって57年ぶりの東京五輪の開会式。04年アテネ五輪は監督として、念願の舞台に立つはずでしたが同年3月に脳梗塞で倒れました。
長嶋茂雄、王貞治、松井秀喜の国民栄誉賞3氏がランナー #Tokyo2020 #野球 #巨人https://t.co/W4sG2AF3or
— 日刊スポーツ 巨人担当 (@nikkan_giants) July 23, 2021
松坂大輔
高校生時代は甲子園春夏を連覇した横浜高校のエースで「平成の怪物」と呼ばれ、同期の「松坂世代」はプロ野球でも活躍した優秀な選手が多かったみたいですね。近年は怪我に苦しみ、2021年10月に引退を発表されましたね。
MLB在籍:2007〜2014
最高推定年俸:約10億円/年
大谷翔平
ピッチャーとバッターの二刀流で俊足で、今年(2021年)はホームランを量産中。歴代の日本人メジャーリーガーで一番イケメンですよね。オオタニサンは「野茂さん(ピッチャー)+イチローさん(俊足)+松井さん(ホームラン)」とレジェンドたちの優れた要素を兼ね備え、更にイケメンを融合した超スーパースターですが、その活躍の割に年俸が低い感じがしますがこれはコロナ禍の影響なんでしょうか?今年の大活躍で来年は年俸が爆増するかもしれませんね。現在、ホームラン数がトップ、このまま日本人初のMLBホームラン王になってください。
MLB在籍:2018〜
最高推定年俸:約8.9億円/2年
【大谷が38号 14試合ぶりの一発】https://t.co/fixvZHE8BM
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地・ブルージェイズ戦で「1番・指名打者」で先発出場した。ブラディミール・ゲレーロJr.内野手との「直接対決」。3回1死一塁での第2打席で38号2ランを放った。14試合ぶりの一発。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) August 12, 2021
2021年シーズン終了(10月5日追記)
投打二刀流でホームラン46本、ピッチャーとして9勝で大谷翔平の2021年シーズンが終了。シーズン終盤は敬遠も続き、惜しくも日本人としては初のホームラン王を2本差でのがしての3位、1918年のベーブルースから誰も成し遂げられていないシーズン2桁勝利2桁本塁打も1勝及びませんでした。残念ですが、来シーズンに楽しみは持ち越しです。年俸大幅アップと来シーズンの更なる活躍に期待ですね。
#Angels Shohei Ohtani is the undisputed Most Valuable Player in #MLB.
46 HR, 103 Runs, 100 RBI, 26 SB, 151 wRC+, fWAR & bWAR leader, .372 OBP, .965 OPS, 9 Pitching Wins, 3.18 ERA, 1.09 WHIP, .207 BAA, 156 K's in 130 1/3 IP.
Thank you for the excitement & memories in 2021. 🙏 pic.twitter.com/Zp0K6PgWRk
— AngelsWin.com (@AngelsWin) October 4, 2021
2023年3月19日WBC準決勝前に追記
大谷さんを筆頭にサムライジャパンの活躍で盛り上がってますね。レジェンドの野茂さんとイチローさんと松井さんのそれぞれの優れた特徴を継承できているのが大谷さんだと野球に詳しい方が解説されているのをどこかで耳にしました。そんなスーパースターの活躍をリアルタイムで目にできるなんて本当に幸せです。明後日の準決勝メキシコ戦に勝利し、決勝では先発でないにせよリリーフなどで登板してリアル二刀流での世界一になって欲しいですね。
2023年3月21日WBC準決勝 日本 6 vs 5 メキシコ戦後に追記
準決勝の試合当日、日本は春分の日の祝日で朝8時過ぎにプレーボール。試合が行われたアメリカのマイアミの現地時間では19時過ぎにプレーボール。2011年の東日本大震災当時、まだ9歳の野球少年だった佐々木佐々木朗希投手。彼の故郷は岩手県陸前高田市。震災で佐々木朗希少年はおじいじゃん・おばあちゃん、お父さんを震災で失ったが野球は諦めなかった。高校3年生、甲子園予選となる最後の夏の岩手県大会の決勝戦ではベンチで時間を過ごし、登板する機会がないままに彼のチームは負けて甲子園には行けなかった。強豪校が甲子園という聖地で戦う大会は、日本の春夏の風物詩として国民的な興奮を巻き起こし、多くの人々がテレビ観戦や現地観戦に熱中し、この甲子園が日本の野球の品質を高めてきたという人が多いです。それはある意味は事実だと思います。みんなが甲子園を目指す姿をみることで子供も野球の複雑なルールを学びます。ルールだけではなく、多くの日本人にとって、高校野球は、相手だけでなく自分自身と向き合い「ズルせず、正々堂々と勝負するのが当たり前。変な個人のプライドは捨て、チームが掲げた目標に自らが納得した上で何ができるかを模索し、努力することを惜しまない」といった美徳を育む機会を通して野球IQが高い人材を排出して世界と戦える「サムライ」を生み出す特殊な工場のような存在なのかもしれません。2011年震災から12年の歳月が流れ、世界の舞台で躍動する佐々木朗希投手。2回には相手打者が打った球が自分の方にライナーで飛んできた。グローブで弾こうとしたが空振りして細い体にライナー球が直撃。その後も佐々木朗希は161kmのボールを投げる。しかし、ピッチャーとしては抑えた不運なヒットが2本連続で続いた後、メキシコの4番バッターに3ランホームランで先制を許す。4回表のこの出来事がその後のサムライに重くのしかかりました。
しかし、最後まで諦めない日本代表の野球。日本は9回裏、先頭バッターの大谷さんが初球をツーベースヒット、続く吉田さんがフォアボールを選び、不調で苦しんだ村上さまが外野フェンス直撃のヒットでサヨナラ勝ち、感動を与えてくれた素晴らし試合でした。
2023年3月22日WBC決勝 日本 3 vs 2 アメリカ戦後に追記
決勝戦1点リードの9回からマウンドに立った大谷さん。ユニフォームにはスライディングした時の泥がこびりついてます。試合直後にグランドでWBC公認サポーターの元SMAP中居正広さんが大谷さん本人へのインタビュー中に普段は目にすることができないその姿を「泥だらけのストッパー」と表現していました。一人目のバッターが粘ってフォアボールで出塁するも、続くバッターは内野ゴロでダブルプレー。続くバッターはエンゼルスのチームメイトであるアメリカチームのキャプテン、トラウト選手。3ボール2ストライクからバッターの外側に大きく逃げていくスライダーで空振り三振を奪って優勝。WBCのMVPを獲得した大谷さんは試合直後に行われたアメリカの大手メディアであるFOXのインタビューで「どこの惑星出身なんだい?」と問われると「日本の田舎で、野球チームも少ない所でプレーしていた。でも、どこ出身だとうと、こうやって世界で活躍できる。それを示せて嬉しい。」と答えたそうです。WBCで優勝することを幼いころから夢見てきた大谷さん、生きる伝説となりましたね。日本人に生まれて、大谷さんと同じ時代を生きることができて本当に幸せです。
アメリカメディアでは次のように報じられているようです。
Ohtani is Big Time.He might get a number that starts with 6 as in 600 million dolloars, and guess what? Nobody’s gonna argue about it.because this brother can pitch and hit. He is something special.
大谷はスターだ。彼は6からはじまる数字の契約を得るかもしれない。つまり、6億ドルだという意味だ。(日本円にして約780億円)
大谷さんの2022年の年俸は7.3億円です。日本ハム最後の2017年は2.7億円でしたがメジャーに移籍した2018年は0.7億円と大幅ダウン。2019年0.8億円、2020年0.9億円とお金よりもキャリアや夢を大谷さんは選択しました。高校卒業時からマイナー契約でもアメリカで野球をしたいと言って日本ハムからドラフト指名された直後は球団関係者と合わなかったそうです。
大谷さんは幼いときからの自分の夢の舞台であったWBCでの活躍を通しても、これまで以上に多くの日本人に勇気と希望を与えてくれました。その彼がアメリカでも前代未聞の巨額の契約をも実現することで更に多くの子供たちがサッカーから野球をするようになるかもしれませんね。
日本人初のホームラン王 2023年10月2日追記
オオタニさん、リーグ最多44本塁打を放ち、日本人初のホームラン王に輝きました。8月末に右肘内側側副靱帯の損傷が発覚して規定投球回に届かなかったものの、2年連続で2桁勝利も記録。シーズン150奪三振以上の記録も3年連続となります。
満票で2度目のMVP 2023年11月17日追記
メジャーリーグ史上初となる2年連続2桁勝利、2桁本塁打を達成したオオタニさんが2021年以来2年ぶりに、史上初の2度目の満票でアメリカン・リーグのMVPに輝きました。2位だった2022年を振り返り「去年、もちろんMVPを取りたかったですけどジャッジ選手も素晴らしかったですし、今年もシーガー選手もセミエン選手もワールドシリーズ優勝したように素晴らしい年だったなと思うので、それに負けないぐらいのシーズンにしたいなとは思ってましたけど個人的にこうやってMVPを取れて特別なことだなと思います」とコメントしました。右肘の怪我の状況について問われると「怪我は順調に、一回目(のトミー・ジョン手術)よりも感じ的にはスムーズにきてる感覚はあるので、スムーズに来シーズンに入っていけるんじゃないかなと思うので焦らずにやりたいなと思う反面、しっかり来シーズンに間に合わせてプレーしたい気持ちでいます」と答えた。エンゼルスからFAとなったオオタニさん、移籍先としてどのチームを選ぶのか、契約総額は史上最高の750億円超とも囁かれており、日本人に限らず、アメリカでも注目の的になっています。
プロスポーツ史上最高の契約総額でドジャースへの移籍が決定 2023年12月10日追記
エンゼルスからFAとなっていたオオタニさん「次のチームにドジャースを選ぶことにしました」とインスタに投稿しましたね。代理人によると契約は10年総額7億ドル、日本円で約1,015億円ということで総額ではプロスポーツ史上最高額での契約となるそうです。
オオタニさん悲願のワールドチャンピオンを目指し、新天地へ活躍の場を求めることになります。ドジャースはワールドシリーズ優勝7回を誇る名門チーム、最近でも11年連続でプレーオフ進出し、2シーズン連続ナショナル・リーグ西部地区優勝しています。オオタニさんはインスタで「常に最善を尽くし、自分自身が最高の選手になれるように全力を尽くし続けることを約束します。野球人生最後の日までドジャースのためだけでなく野球界のために努力し続けたいと思う」と強い決意を表明しています。私としては既に最高の選手になっていると思うのですが、天狗にならず、さらなる高みを目指す姿勢に感動しますね!
来シーズンは右肘の怪我の影響でバッター専念となるようですが、「ヒリヒリする9月シーズンを過ごしたい」と自身が過去お話しているように、プレーオフ進出して私達をシビれさせてくれること間違いでしょう!再来年には二刀流でワールドチャンピオンを獲得して雄叫びを揚げて喜ぶオオタニさんの姿が目に浮かびます。
ドジャースでの背番号は何番になるんでしょうか?エンジェルスと同じ17番は既にベテランのピッチャーが利用しているみたいなので日本ハム時代の11番か、WBC日本代表の16番となれば野茂大先輩と同じドジャースでの16番ですね。
ドジャース入団記者会見で背番号17お披露目 2023年12月15日追記
ドジャーススタジアムで行われた入団記者会見へスーツ姿で登場したオオタニさん、ドジャースブルーのネクタイ姿も素敵だったのですが、会見冒頭にスーツの上着を脱ぎ、ドジャースの帽子を被り、背番号17のユニフォーム姿で記者からの質問に答えました。
冒頭はエンジェルスへの感謝を述べ、「ここでプレーしたい気持ちに素直に従った」「勝つことが今、一番大事」とドジャース入団の決めてを語ってくれました。
会見では、オオタニさんの愛犬についても問われ「もとの名前が『ディコイ』というのでそれに近い感じで『デコピン』と選んだ」と答え、会場の雰囲気を和ませてくれました。
背番号17を譲ってくれたベテラン投手のケリー選手が言う通り、殿堂入りして永久欠番になる歴史をこれから目の当たりにできるがとても楽しみですね!
ドジャース移籍後、初出場したオープン戦でホームラン 2024年2月28日追記
さすがです!オオタニさん、ドジャースブルーのユニホームで初めて出場したオープン戦の第三打席でレフトスタンドへの2ランホームランを放ちました。実戦はエンジェルスに所属していた去年9月3日のアスレティックス戦以来で177日ぶり、右肘の手術を経ての久しぶりの実戦でチームの勝利に貢献。「まだ1試合目なのでこれからかなと思うが、しっかりチームに貢献して早く認めてもらえるように頑張りたい」と試合後の謙虚なコメントはオオタニさんらしですね。
結婚をインスタグラムで報告した大谷翔平 2024年2月29日追記
日本人女性との結婚をサプライズ発表したオオタニさん、世界中が驚きつつも祝福、3〜4年前に知り合って昨年には婚約していたと翌日、報道陣の取材で明らかになった。事前にバレず、騒がれずにご結婚、本当におめでとうございます!結婚相手は一般ということでマスコミや世間は取材攻勢やストーカーまがいの行為に走ることなく、静かにそっと見守ってほしいですね。
専属通訳を務めた水原一平氏の違法賭博へ会見で声明を発表 2024年3月26日追記
少なくとも450万ドル(約6億7500万円)もの大金がオオタニさんの口座から盗まれていたと自身の口から明確に発表しました。2017年にオオタニさんがエンゼルに移籍してから長らく専属通訳だった水原氏に嘘をつかれ、窃盗もされ「正直ショックという言葉が正しいとは思わないですし、それ以上の、うまく言葉では表せないような感覚で1週間過ごしてきた。うまく言葉にするのは難しいなと思っています」と心情を明らかにしたオオタニさん、今後のプレーへ影響が生じないことを願うばかりです。野球に専念しつつ、今後は今回の件を教訓として、妻には自分の口座を任せっきりにしないようにお金の管理にも多少は気を使ってください。
ドジャース移籍後の初ホームラン 2024年4月4日追記
オオタニさんがドジャース移籍後、41打席目にして初ホームランを放ってくれました。スロースターターと言われているオオタニさんでもシーズン開幕からホームランが出なかったワースト記録となってしまいました。出塁率が高いバッターであるベッツ選手の後の2番バッターという打順が初ホームランを遅らせた要因であると囁かれています。初ホームランはベッツ選手が凡退したランナー無しの状態から放たれ、この一発が決勝点となりチームは勝利しました。ベッツ選手は本日時点で打率が脅威の5割、オオタニさんの打順を1番か3番に変えてもらえればもっとホームランが出るかもですね。
松井秀喜さんのMLB日本人選手175本塁打記録に並ぶ 2024年4月12日追記
オオタニさん、今シーズン第4号ホームランで松井秀喜さんが持つメジャーリーグでの日本人選手が持つ175本塁打の記録に並びました。松井秀喜さんはヤンキースでワールドチャンピオンになっているのでホームラン記録を抜き、オオタニさんにもワールドチャンピオンになって欲しいものです。
水谷一平氏がオオタニさんの口座から無断で送金した金額が1600万ドル(約24億円)以上だったことが明らかになりました。メジャーリガーは意外にも報酬が多い割に破産している人が多いとのこと。今回の件、オオタニさんにお金が戻ってくるかは不明なのですが、今後は少しでも自分のお金を守る力も養って破産しないで野球で記録と記憶に残るスーパースター街道を突き進んで頂きたいですね。
7試合足踏みもゴジラ超え達成のオオタニさん、安心と喜びのコメント 2024年4月22日追記
オオタニさんがメジャーリーグ通算176本塁打で松井秀喜さんの記録を更新しました。今シーズン5本目のホームランはライトを守っていた選手が一歩も動くことがなくスタンドへ入る文句なしの一発でした。松井秀喜さんは1,205試合で175本塁打を放ったのに対し、オオタニさんは725試合目で176本塁打の記録を更新しました。
思案直後のグラウンドでのインタビューでオオタニさんは「早く打ちたいと思っていたので打てて安心と喜びとどっちもある感じです」と答えていました。これからはオオタニさんにホームランが出るたびに記録更新です。オオタニさんが幼い時に見ていたゴジラ超えに少なからずプレッシャーがあったのか7試合もホームランが出ませんでしたが、記録更新という通過点を超えた後には堰を切ったようにホームランを量産しそうな予感がしますね。
HISTORY.
Congratulations Shohei on hitting more home runs than any other Japanese-born MLB player! pic.twitter.com/UfiGDAQYAQ
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) April 21, 2024
40-40達成 2024年8月24日追記
2024年8月24日、オオタニさんはまさにマンガのような劇的な展開で史上6人目となる「40-40」を達成しました。
ドジャースタジアムでのレイズ戦、9回裏の同点で迎えた場面。2アウト満塁という絶好の機会に大谷選手が打席に立ちました。レイズの6番手左腕ポシェ投手の初球、約135.7キロのスライダーを大谷選手は見逃しませんでした。豪快に振り抜いた打球は、約169.1キロの速さで35度の角度で打ち上げられ、右中間スタンドへ飛び込みました。
この一打で、大谷選手は今季40号本塁打を記録。既に達成していた40盗塁と合わせ、見事「40-40」を成し遂げたのです。しかも、チームの勝利を決めるサヨナラ満塁本塁打という最高の形での達成でした。
126試合目での40-40達成は、過去の記録を21試合も更新する史上最速記録です。これまで8月中に「40-40」を達成した選手はいませんでした。メジャーリーグ史上、わずか6人目の達成者となりましたが同じ試合での40-40達成がオオタニさんが初めてとなります。
この劇的な達成は、オオタニさんの卓越した才能と努力の結晶であり、今後も野球史ともに時代を超えて人々の記憶に刻まれ続ける、マンガのような展開をオオタニさんは繰り広げてくれるのでしょう。
出典:SPOTVNOW
MLB史上初の50-50を同じ日に達成 2024年9月20日追記
ドジャースがプレーオフシリーズ進出を決めた試合直後のインタビューでオオタニさんは「一生忘れられない試合」と語った。オオタニさんと同じ時代に生を受け、多くの日本人の一人としてオオタニさんが成し遂げた歴史的な瞬間をテレビ映像を通してリアルタイムで目にすることができたことは後世に語り継ぐことができる喜びです。
オオタニさんは初回にレフトフェンス直撃の2ベースヒットで出塁後、次の打者のベッツがフライトとなって続くがフリーマンがフォアボール。そして4番バッターの右打ちのスミスに対しての外角への97マイルの初球が投じられるまえにスタートしたオオタニさんの3盗が成功して48-50。
続く2回の第二打席はライトへのタイムリーヒット後に盗塁を決めて48-51に。
3回の第三打席は2アウト一、三塁の3ボール2ストライクの状況から左中間へのタイムリー、オオタニさんは果敢に3塁を狙うも惜しくもタッチアウト、記録はタイムリーツーベースヒット。
6回の第四打席は右中間の2階スタンドに完璧なホームランで49-51。
7回の第五打席では2アウト3塁、1ボール2ストライクと追い込まれたが89マイルの外角への縦に曲がる変化球をオオタニさんらしい外側となるレフト方向への二打席連続ホームランで50-51を達成。
更に9回の第六打席も右中間の2階スタンドへの三打席連続となる特大ホームランで51-51でこの日は6打数6安打10打点3ホームラン2盗塁とマンガのような大活躍で前人未到の50-50を通過点のごとく達成してしまいました。
イチロー選手のMLBでの56盗塁という日本人記録を塗り替える可能性も出てきました。
MLB史上初の50-50を達成したマイアミの球場は、2023年のWBCで日本代表が優勝を決めた球場と同じローンデポ・パークです。ローンデポ・パークは大谷選手個人にとっても、日本野球にとっても記念碑的な場所となっています。WBCでの優勝という輝かしい記憶に加え、MLB史上初の偉業達成の地としても、日本人だけでなく、世界中の野球ファンの記憶に深く刻まれることになりました。
MLB
オオタニさんMLB移籍後初の地区優勝翌日にイチローの日本人盗塁記録を更新もイチローは超えていない!? 2024年9月28日追記
オオタニさんは高校時代、個人としては素晴らしい成績を残していますが、チームとしての甲子園での優勝経験がなく、日本プロ野球時代の2016年に北海道日本ハムファイターズでパ・リーグ優勝および日本シリーズ優勝を経験、そして2023年のWBCで日本代表として優勝していましたが、MLB移籍7年目の日本時間2024年9月27日、オオタニさんはロサンゼルス・ドジャースに移籍後、ホームでの最終戦、自身の決勝打にて初めてのナショナルリーグ西地区優勝を経験しました。
地区優勝の翌日、シーズン残り3試合でオオタニさんは57盗塁を達成。イチローが2001年にマリナーズで56盗塁を記録した日本人記録をオオタニさんは更新しましたが2023年のルール改正でランナーが有利になっているので単純にオオタニさんがイチローを超えたとは言えない状況です。
2023年のルール改正により、ベースが大きくなり、塁間が約11.4センチ短くなり、投手のけん制球が制限され、3度目でアウトにできない場合はボークとなる、ピッチクロック導入にて投手の投球間隔に制限が設けられたのがランナー有利になりました。MLBの盗塁数は2022年から2023年にかけて41%も増加しているので、このルールであればイチローはもっと盗塁できています。
オオタニさんも数字だけでイチローを超えたという認識はなく、オオタニさんはイチローを尊敬し、ヒーローとして崇めています。「小さい頃から目標にしていました。そういう方のビデオメッセージに出演できるのは少し不思議な気持ちですが、これからも目標にして頑張りたいなと思います」とコメントしています。
ルール変更により盗塁が容易になったことは事実ですが、それでも多くの選手が数多くの盗塁を稼げているわけではありません。大谷の57盗塁達成の価値は依然として高く評価されています。イチローさんも評価しているはずです。そもそもオオタニさんは右肘を手術してリハビリ中のシーズンです。
オオタニさん初のワールドシリーズ進出決定 2024年10月21日追記
オオタニさんが所属するロサンゼルス・ドジャースが、4年ぶりとなるワールドシリーズ進出を決めました。対戦相手となるのはニューヨーク・ヤンキースで、両チームの激突は1981年以来、43年ぶりの「名門対決」として注目を集めています。
2024年のMLBワールドシリーズはオオタニさんのロサンゼルス・ドジャースのホームスタジアムでの試合が最大4試合になるホームフィールドアドバンテージとなってます。
ワールドシリーズのホームフィールドアドバンテージは、レギュラーシーズンの勝率が高いチームに与えられます。2024年シーズン、ドジャースは98勝64敗(勝率.605)で、ヤンキースの94勝68敗(勝率.580)を上回っているからです。
ワールドシリーズは2-3-2フォーマットで行われます。これは、ホームフィールドアドバンテージを持つチームが第1戦、第2戦、そして必要であれば第6戦と第7戦をホームで開催することを意味します。
ホームフィールドアドバンテージは必ずしも勝利を保証するものではありませんが、チームにとって重要な要素となります。過去のデータによると、ワイルドカード時代(1995年以降)のワールドシリーズで、ホームフィールドアドバンテージを持つチームが優勝したのは27回中18回となっています。
アーロン・ジャッジやフアン・ソトらの破壊力のあるヤンキース打線、ドジャースの投手陣の踏ん張りが勝敗を分ける可能性があります。オオタニさんは「僕がプレーしたいなと思っていた場所。そこを勝つだけだと思います」と意気込みを語っています。本来であれば投打の二刀流での大活躍でヤンキースに勝利する筋書きが理想的なのですが手術後のリハビリ中、気温の低いニューヨークでの試合では登板することはないでしょう。
ただ、ドジャースは投手陣に多くの怪我人を抱えており、ワールドシリーズにオオタニさんが投手としての起用される可能性もありえます。ワールドシリーズの勝利を決める9回のマウンドにWBC決勝戦の時のように泥だらけのユニフォームをまとったオオタニさんがリリーフ登板し、ジャッジやソトと勝負して抑えるマンガのような展開も妄想しつつ、怪我しないようにワールドシリーズを楽しむオオタニさんを見れるだけで幸せです。
ワールドチャンピオンになるも不完全燃焼のオオタニさん 2024年10月31日追記
ドジャースが敵地ニューヨクでのワールドシリーズ第5戦に逆転勝利、4勝1敗で4年ぶりワールドチャンピオンとなったがワールドシリーズ初出場のオオタニさんはシリーズを通して19打席中ホームラン無しの2安打のみ。
第5戦は同点に追いついた8回1アウト一三塁と絶好のチャンスでオオタニさんに回ってきた最後の打席、初球から狙いに行ったがキャッチャーの打撃妨害で満塁となり、続くベッツのセンターへの犠牲フライで逆転に成功したもののオオタニは自身で決勝打を打ちたかっただろうし、ファンもそれを観たかった。
チームは勝利したものの、2戦目の盗塁時に左肩を亜脱臼する怪我をしたオオタニさんは不完全燃焼を感じているのかもしれません。
ただ、オオタニさんが怪我を押して試合に出場し続けたことでチームメイトに安心感をもたらし、打席に立つだけで相手にはプレッシャーを与え続けてました。
第五戦、9回のマウンドに立ち、3者凡退で抑えて勝利を決めた第三戦に先発登板したビューラー投手は試合後のインタビューで次のようにオオタニさんに心から感謝の気持ちを述べてます。
「正直なところ、あの場面ではものすごく緊張していたんだ。手が震えていたし、感覚がいつもと少し違っていたね。まさに、最終回、試合を締めくくる瞬間の重圧っていうのは、簡単に言葉にできるものじゃない。(中略)9回に自分が投げる可能性があると分かって、いざその場面が近づいてきたらベンチで緊張が一気に襲ってきて、まるでルーキー投手になったように言葉がでなくなってしまった。そんな時、ショウヘイが隣に座って、ふと優しく声をかけてくれた。『ビューラー、リラックスだよ。大丈夫、最後は楽しくことだけを考えればいいんだ。チームみんなが君を支えてるから』ってね。ショウヘイがそう言ってくれたおかげで、自分の心が軽くなって、プレッシャーが吹き飛んだんだ。彼の一言がなかったら、あの場面でこうして投げきれていたかどうか分からないくらいだよ。ショウヘイがあの瞬間に声をかけてくれなければ、もしかしたらこうして無事に9回を投げきることもできなかったかもしれない。試合後にも駆け寄ってくれて『どうだった?しっかり楽しめた?』と優しく励ましてくれて、頼れる仲間に恵まれていることを改めて感じたよ」
WBC決勝戦の9回にリリース登板した経験のあるオオタニさん、自身の投手としての経験があるからこそビューラーの気持ちを心底理解できたのでしょう。ビューラーも投手としてのオオタニさんもリスペクトしているから心強い支えになる言葉になって投げきることができたのでしょう。
はじめてのワールドシリーズでオオタニさんは個人成績では不完全燃焼だったので更に高みを目指すことでしょう。
2000年代になってからはワールドシリーズ連覇を果たしたチームはありません。オオタニさんは来シーズンは二刀流で完全燃焼し、ワールドシリーズ連覇という偉業を成し遂げてくれるでしょう。
満票で3度目のMVP 2024年11月22日追記
指名打者(DH)専任の選手として史上初のMVP受賞、3度目の満票受賞も史上初、異なるチーム(エンゼルスとドジャース)での2年連続受賞は史上初、両リーグでのMVP受賞は1961年と1966年のフランク・ロビンソン以来2人目、2年連続3度目のMVP受賞で、史上2位タイの受賞回数と2024年オオタニさんのMVO受賞は歴史的な快挙となりました。
史上初の「50-50」(54本塁打、59盗塁)を達成、打率3割1分、54本塁打、130打点、59盗塁の成績を残し、本塁打王と打点王の2冠を獲得、オオタニさん初めてのポストシーズン出場、ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献と圧倒的な成績とチーム貢献度で文句なしの受賞です。
受賞直後、オオタニさんは
「本当にドジャースの一員の1人として代表して(賞を)もらったと思っている」、
「みんなでつかみとった、シーズンもそうですし、ポストシーズンもどんな試合もみんなでつかみとったものだと思っています」、
「まずは復帰してしっかりともう1回さらに強くなったパフォーマンスというのを出して、自信をもってマウンドに上がるのが目標」
とチームの一員としての喜びを強調し、個人の成績よりもチームの成功を重視する姿勢を示しました。
MVP受賞発表の瞬間、大谷翔平選手の愛犬デコピンの様子が注目を集めました。
大谷選手と妻の真美子さんがソファーに座り、デコピンも膝の上にいた状態で受賞発表を待っていました。
発表の瞬間、大谷選手が手を離した隙にデコピンがソファーから飛び降りて逃走、この予想外の展開に、大谷夫妻は「あ~」と口を開けて唖然とした表情を見せました。
この予想外の出来事により、大谷選手のMVP受賞の瞬間はさらに印象的なものとなり、ファンの間で大きな話題を呼びました。デコピンの突然の行動が、この記念すべき瞬間に思わぬユーモアを加えることとなったのです。
MLBの公式Xアカウントは、この様子を捉えた連続写真を公開、投稿には「Decoy wasn’t having it for Shohei’s MVP announcement this year(デコピンは翔平のMVPに納得できなかった)」というキャプションが付けられました。
Decoy wasn’t having it for Shohei’s MVP announcement this year 😭 pic.twitter.com/CAQ5TFd1TF
— MLB (@MLB) November 22, 2024
オオタニさんのMVP受賞直後、ドジャース公式Xは、「MVP」(Most Valuable Pup)という文字とともに、デコピンを主役にした特別な画像を作成して投稿しました。
MVPとPup(子犬)をかけたユーモアあふれる投稿です。
「A round of a-paws for the Champ and now MVP, Decoy.」(チャンピオン、そしてMVPになったデコイに拍手を)というキャプションにも、「拍手を送る」(a round of applause)と「肉球」(paws)をかけたジョークが込められています。
MVPup. 🐶
A round of a-paws for the Champ and now MVP, Decoy. pic.twitter.com/R0AYtCzM8e
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) November 22, 2024