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経済的自由は人生における卒業!?
卒業シーズンである。コロナ禍では2度目の卒業シーズン。コロナ対策でいろいろな制約の中で工夫しながら卒業式が開催されている。そんな中、卒業式が無い(と思われる)2021年3月2日、Youtubeの人気、大学コンテンツが初コラボした。
入学?
「両学長 リベラルアーツ大学 – YouTube」(略して「リベ大学」)を昨年発令された第一回目の緊急事態宣言下での自粛生活で出会い、現在でも毎朝更新される動画を視聴するようになった。敦ちゃんの「中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY」も同タイミングで出会った。現在では毎日更新でなくなったが、毎日更新されているときも欠かさず視聴していた。両方のチャンネルを視聴するのは流石にしんどくなってきたので昨年冬あたりから敦ちゃんの更新頻度が落ちてちょっと楽になった。チャンネル登録者数は敦ちゃんの方が多い。経済、文学、テクノロジー、歴史など幅広いからだろう。一方、両学長のリベ大はお金にほぼ特化している。たまに息抜きネタやゲリラライブ配信もあるが原則は経済的自由を手にするための「お金」のネタである。
大学に進学しない選択
両学長は高校生で企業し、大学に進学しない道を選択した。既に経済的自由を手に入れ、自分自身は金銭的には無利益でリベ大運営で社会貢献されようとしている。敦ちゃんとのコラボ動画では不毛なギャラとなりがちなクリエーターに正当な対価を支払い、良質なコンテンツを提供しつづけたいと熱く語っていたのが印象的だった。マズローの欲求5段階説だと最上位の「自己実現欲求」なのだろう。まだ、半年程度ではあるがリベ大Youtubeで毎日学び、両学長の発言を聞いていると両学長自身のお金稼ぎが目的での活動ではないことがよくわかる。日本は他国と比較してお金に関わる教育が遅れていると言われているが、両学長は自分自身の経験に基づいて、皆が経済的自由を通して幸せになることを願って現時点の日本では最高のお金の知識を提供しており、し続けようとしている。顔も氏名は非公開であるが信頼できる人だ。コラボ動画で顔出しして有名人の敦ちゃんと顔出しについて語る場面もあり、双方の意見がとても興味深かった。ほぼ同年代の二人、敦ちゃんの方が2つほど年上らしい。
大学に進学した選択
高校生時代は東大からエリート官僚になることを目標にしていたが、慶応義塾大学に進学し、お笑い芸人となった敦ちゃんこと中田敦彦さん。昨年末に吉本興業を退所し、この春、長男の小学校進学のタイミングで家族でシンガポールに移住。今回のコラボ動画のちょっと前、敦ちゃんが両学長の書籍「お金の大学」を題材として授業を行っていたが今回のコラボは敦ちゃんの方から両学長に申し入れしたのかな?これからにFIREしたい敦ちゃんが既にFIREしている両学長に、コラボ動画で積極的に質問していたので私はそう感じた。
FIRE
ファイアとは経済的に自立し、早期リタイアを実現するFinancial Independence, Retire Earlyの略であるが、私は卒業に近い印象を持っている。会社員であれば定年退職することをリタイアというが労働に縛られる人生からの卒業。働くこともできるが、働ないことも選択できるのがFIREである。学校を卒業してからも学ぶこともできるし、学ばないこともできる。自己責任が伴う事故自由である。昨日のコラボでFIREした後も多くの人は「仕事をすることを通して社会とつながり続けようとする」と両学長が敦ちゃんの質問に答えていたのがとても印象的だった。毎日学校だと休みが恋しいが、長い夏休みだと学校に行きたくなる感覚と例えていたが、昨今のコロナ禍での長い自粛おうち生活で学校や会社など何かしないと気が狂いそうという方も多かったと思われる。お金に困っているのではなく、他の目的で仕事をする。人生100年時代と言われる中、一生お金だけを気にして生きるのも空しいですが、何もすることが無いことが一番つらいことだと思います。経済的自由を手に入れることは卒業でもあり、人生の次のステップへの入学なのかもしれませんね。
子供へのお金の教育
両学長は昨年夏に結婚し、まだ子供はいないが「日本昔ばなし」のように「お金のことを子供に教えるコンテンツを作っていきたい」と夢を語っていた。リベ大Youtubeの人気コンテンツ「タルムードの小話」のリベ大オリジナル版的なコンテンツを想像している。義務教育ではお金に関わる教育もされていない現状、そうした子供向けコンテンツ提供も待ち遠しい。詐欺から身(お金)を守る術とか誰も教えてくれなかったので今でも多くの方が詐欺の被害者になっている。身を守ることだけでなく、お金の教育が浸透することで経済的な自由、ゆとりを得る人が多くなると自然と詐欺も減るのかもしれませんね。
コラボ動画はこちら
出典:中田敦彦のトーク- NAKATA TALKS
出典:両学長 リベラルアーツ大学