自動運転が一般的に普及するのがもうちょっと先になりそうなので夢のソロ・オートキャンプに備えて運転免許証を取得することにしました。
目次
免許取得の費用
あまり時間をかけたくなかったので2週間の合宿免許に申し込みました。約40万円、食事付きです。結構、高いですよね。
車の維持費
車は必需品ではないので、どうしても必要な場合は中古車を買うことをリベ大の両学長は推奨しています。とは言っても車を購入には人生でも大きな費用がかかります。購入費だけではなく維持費もかかります。
三井ダイレクト損保の調査によると普通自動車で全国平均で年間36万円ほどもかかってしまうそうです。駐車場代が高い都心部で概算すると年間66万円です。20歳から70歳まで自動車を維持すると3,310万円も出費することになってしまいます。
単位:万円 | 月額 | 年間 | 50年間 (20〜70歳) |
ガソリン代 | 0.8 | 9.6 | 480 |
駐車場代(都心平均) | 3.5 | 42 | 2100 |
点検・車検費用 | 9.4 | 470 | |
自動車税・自動車重量税 | 5.2 | 260 | |
合計 | 4.3 | 66.2 | 3310 |
更に、保険代や消耗品、装備品やローンで車を購入した場合の費用を加算すると合計で毎月8〜10万円も支払わなければならないことになってしまいます。
- 保険代 0.8万円/月
- タイヤやワイパーなど消耗品やチェーンやスタッドレスタイヤなど装備品
- 車のローン 3万〜5万円/月
代替案
都心部は公共交通機関が発達しているので通勤や通学や買い物など、普段の生活で車は必須ではないです。
旅行やレジャーの時にはカーシェアリングやレンターカーを利用したり、タクシーを活用した方が人生でのトータルの出費は抑止できますね。この10年でカーシェアリングの車両台数、会員数が急激に伸びているというデータもあります。
テスラなど各社が目指しているという、自動運転の車が街中を走りまわり、乗りたい人とマッチングして行きたいところまで送迎するといったUberを進化させた未来になると自動車を所有するという概念が昔話になるんでしょうね。カーシェアリングからライドシェア時代の早期到来が待ち遠しいです。
日本自動車産業の裾野
日本の自動車産業はその部品数の多さから国内の多くの会社に仕事と雇用を生み出し、日本経済を支えてきた屋台骨だと学校で教わった記憶があります。ただ、電気自動車は圧倒的に部品数が少なく、これまでの技術を転用できる要素も少ないらいしいです。今後の自動車そのものの概念がリビルドされることで日本の社会そのものも大きく変わりそうですね。
2030年にはほぼ全ての車が自動運転になる交通革命が予想されています。Appleも2024年に自動運転車の生産を開始すると発表していますし、ソニーやGoogle、Uberなど名だたる企業も自動運転車の開発を進めていますもんね。
自動運転が実装されると、車内で寝ることができたり、会議ができたり、映画を見ることができるようになります。もちろん、飲酒運転で捕まることもないです。
車が家みたいにくつろげる空間に変わります。注意力の不足による交通事故も減るでしょう。
そして、個人が車を所有する時代が終わります。
実際に車の使用率は1日5%しか使っていないこととがわかっています。この5%のために、わざわざお金を払って車を所有する必要がないでしょう。
車はシェアする時代になるのです。車も使いたい時だけ借りるという感じになるわけですね。
それなら駐車場を借りる必要もないですし、車検も免許も自動車保険も必要なくなります。つまり、たとえば「月額2万円で整備された自動運転車を1ヶ月利用できる」というサブスクが主流になり、車そのものを販売する会社は消えてしまいます。
トヨタは未来都市開発に乗り出していますし、自動車メーカーからカーシェアなどに事業の主軸が移行しようと模索しているのでしょう。