守る力

守る力

あなたは周りに都合のいい人だと思われていませんか?そういった自覚がありませんか?何かを頼まれたら断れないタイプなんじゃないでしょうか?自分は周りに都合のいいように使われてしまっているかもと気になった人は「私を振り回してくるあの人から自分を守る本」にも目を通してみてください。誰かから何かを頼まれてもサラッと断れるテクニックを学び、自分自身を守る力を高められるようになることをオススメします。

心を開き過ぎると振り回される

あなたはいつも自分の心を開きすぎていませんか?私はどちらかというと開きすぎていた方かもしれません。自分の心の扉を無防備に開け放っているから、そのに周りの人がズカズカ侵入してきて、勝手に自分の行動までコントロールされていたのかもしれません。中学生の時、誰かに何かを頼まれた時、「断ったら悪いなぁ」という「申し訳なさげな感じ」が表に出すぎて相手につけこまれ、振り回されていた状態だったかもしれません。

距離が近いほど良いというのは勘違い

「人間関係は近ければ近いほど上手くいく」と思い込み、私は親友や部活のチームメートなどとの距離が近づきしすぎていたのかもしれません。相手にいいように利用されているかもと思っても、私の懐が狭く、相手との距離がまだ縮まっていないと思ってしまって、嫌われたくない一心でもっと近づこうとしていた場面が多く思い起こされます。

距離感というのは相手によって微妙に異なるもので、その距離感を養うことが大切で、近ければよい、遠いとダメということではないと気付かされました。

断るときは会話を終わらせるつもりで

頼まれたり、誘われたりした時、断るテクニックとしては「お断りします」と会話を終了させる意識できっぱりと意識伝えた方がよいみたいですね。

わかってもらおうとしない

断る時にはわかってもらうのではなく、相手に諦めてもらうようにするのが良いとされています。断る正当な理由を説明し、理解してもらう必要はなかったのです。理由を説明された側は正しくないと論破しようとして平行線になってしまうからです。こういった状況、誰にでも見に覚えがあるかと思います。

そんな時はすぐに相手が正しいことを認めつつ、「それは分かるけど出来きない」といったテクニックを用いればよかったんですね。肯定してから断ることで相手に諦めてもらうという方法です。たしかに相手の主張を否定すると相手もムキになってしまいますもんね。

断るときは短く言い切る

相手に申し訳ないとおもって回りくどく断ったり、ダラダラと会話を長引かせないで短く言い切るのがテッパンだったんですね。ただ「大きな声、さわやかに、はっきり」言って感じ悪さが出ないよう断るのがポイントみたいですよ。長く、小さな声で弱々しく話すと勢いがなくなり、自分の罪悪感が相手に読み取られやすくなるというのはその通りだと思いました。逆の立場なら自分の頼み事を押し込もうとしますもんね。

一瞬考えるフリをする

スパッと断り、会話を終わらせるって気まずくなりますよね。でも、「どうやって断ろうかなぁ」と悩んでしまうと相手は「もうひと押しすればなんとかなる」と捉えてしまいます。頼まれたり、誘われた時は瞬間的に「できません!」「いけません!」「無理です!」と断るのもあまりにも感じが悪くなりすぎてしまいます。

「一瞬考える」フリをするというテクニックで気まずさを解消できるんですって。思ってなくても「ちゃんと考えていますよ」「検討してますよ」といった空気を醸し出すテクニックです。間違って「迷ってます」といった雰囲気を出してはいけません。

ほんの少し、一瞬の「間」をとるこで「考えてみたけど無理なんですよ」といった印象を与え、潔くあきらめてもらえるようになるのです。

何ごともなかったかのように話しかける

断ったあとの対応さえ間違わなければちょっと断り方だダメだったとしてもなんとかなるそうです。それが「何事もなかったように話かける」というテクニックです。

たしかに、断った後は自分から話かけるのって気まずいですよね。でも普段どおりに、何事もなかったように話かけることで重要だったなんて目からウロコの発想でした。こちらが「申し訳ないことしたなぁ」といった感じを出してしまうと相手側は「ひどい仕打ちをされた」という被害者としての感覚が湧き上がってしまって気まずくなってしまうんですね。

確かにそうですよね。

頼むのや誘うのは相手の勝手で自分には断る権利があるのだから自分は悪くないのに誤ったりする必要はないですもんね。

それでも一方的に怒ったり、責めてくるような相手とは関わらないほうがよいですね。

参考 私を振り回してくるあの人から自分を守る本  Joe

いつも仕事を押し付けられる。
本当は嫌なのにしつこく誘われる。
断るにも、どう断ったらいいのかわからない。
連絡が来るだけで怯える……。

相手のことが嫌いなら離れてしまえばいい、なんていうアドバイスもありますが、
人間関係はそれほど単純なものではありません。
職場の人間関係や、ママ友、親戚のお付き合いなど、離れたくても離れられない相手もいるでしょうし、
好かれたいわけではないけど嫌われたら困るという相手もいるでしょう。

相手に嫌な印象を与えずに、これ以上踏み込まれない方法を教えます。
43の心得・振る舞い方があるので、できそうなものから始めてみてください。
あなたの振り回され体質が変わります。

【目次】
はじめになぜあなたは振り回されてしまうのか?
本書のメソッドのポイントと効果

prologue 良好な人間関係は距離感が保たれている
相手と距離のとり方が上手い人
人間関係は「近いほどいい」という勘違い
愛されたいのか、嫌われたら困るのか――相手を分類する
人間関係は「優しさ」と「威圧感」のバランス
「もう、振り回されない」ための戦術リスト

method1誰にも付け入らせないベースをつくる
5つの戦術で「相手より一段上にいる」意識と行動になる

method2嫌われない、憎まれない「断り上手」になる
断り上手5つの心得
これでもう押し切られない!「断り方」の戦術13

method3「ばれない威圧感」で相手を引かせる
威圧「感」とはまとうもの
「振り回され体質」を変える!「ばれない威圧感」の戦術15
メッセージアプリで巻き込まれない戦術5

method4人を惹きつける魅力的な人間になる
「しがみつく」のではなく「惹きつける」