最近のサウナブームの火付け役となったTVドラマ「サ道」の第9話の舞台となった「大磯プリンスホテル THERMAL SPA S.WAVE」を聖地巡礼してきました。コロナ禍前の2017年にオープンしていましたが、コロナ禍での休業期間もあり、現在でも日帰りでの利用には制約があって訪問するのが遅くなってしまいました。
今回は訪問した結果を忖度無しでレビューします。結論から申し上げると、期待が高すぎたのかサウナを純粋に満喫するための施設ではなく、私が感じたダメな点が改善されない限り、再び訪問することはないでしょう。
公式サイトに記載ないプチ情報も紹介しますので訪問する時の参考としてください。
目次
THERMAL SPA S.WAVEで改善を期待したい点
設備やスタッフの接客は素晴らしいので、マイナーチェンジしてリピーターが増えるように改善されることを期待して「THERMAL SPA S.WAVEに改善して欲しい」点をピックアップしました。
突然の換気
予告なしに換気が行われます。他のサウナ施設ではマット交換については交換の時間を張り紙であってあったり、事前に館内アナウンスしてくれます。
THERMAL SPA S.WAVEでは突然スタッフがドアを開けて追い出されます。また、換気が終わったあともスタッフから案内はない。
コロナ対策で換気することには賛成です。
とはいえ、このうような上から目線の殿様オペレーションは是非、改善して欲しい点です。
あらかじめ換気時間を目につきやすい場所に告知してくれれば、外気浴の時間を長めにしたり、セット間の微調整が可能となります。
SAUNA(フィンランドサウナ)のダメな点
ドア
カップルなど二人組が同時に出入りするケースが多いのでドアが開放される時間が長くなり、サウナ室温が一気に下がります。寒冷地など他のサウナ施設で導入されているように多重ドアにするなどサウナ室温の変化を下げる改善をしないとリピーターは増えないでしょう。
多重ドアなど抜本的な改善に時間がかかるのであれば、開きドアが自然に閉じていくスピードも遅いのは速やかに改善して欲しいところです。
オートロウリュ
前方に横長にたくさん並んでいるサウナストーンからジョワッ、ジョワジョワとオートロウリュしたような音が不定期に発せられます。その音の後、熱気が高まりますがオートロウリュではないです。サウナ内が一定温度以下に下がった時に対流式ストーブが一時的に力んでいるのでしょう。
各自がバスタオルを持ち込んでお尻に敷くスタイルなので、隣の人が入れ替わるタンミングで温まっていない人に加え、冷えたバスタオルで私の周辺温度が一気に下がってしまいます。室温と湿度を一定以上に保つためにも小刻みなオートロウリュ導入を期待します。
水風呂からの絶叫
SAUNAの室内はTVもなく、薄暗く照明は落ち着いた雰囲気です。ドアを出てすぐにシャワーと水風呂があり導線も完璧なのですが、SAUNAから出たばかりのサウナ初心者っぽいカップルが水風呂で絶叫して騒いでいる声がSAUNA室内の静寂とした雰囲気が台無しになります。こちらは利用者のマナーの問題なのですが施設側も「黙浴」の注意換気を行って欲しいところです。
PANORAMAのダメな点
4段あって、大人数を収容でき、大きな窓もあって景色もよいが温度が低すぎます。
最上段でも全く汗がでません。公式サイトでは『室温:40-50℃、推奨滞在時間:30分』とされています。ここに多くの人を押し込んで他のエリアの混雑を緩和させる設計意図なのかもしれませんが、ここはガラガラです。温度を上げて純粋にサウナを楽しめる空間にバージョンアップされることを期待します。
利用者マナーが低い点
外気浴スペースには場所取り用にタオルやバッグを置きっぱなしにしないように注意する張り紙があります。が、場所取りをしている人がいます。
SAUNA室内には「会話を控えましょう」と日本語と英語で注意する張り紙がありますが、小声でカップルが会話してます。カップルでの利用が多いので一組が小声で会話をはじめると伝染して他のカップルも会話を初めてしまいます。
THERMAL SPA S.WAVEの受付カウンターでスタッフは施設の利用方法を丁寧に説明してくれます。
マナーについては利用者任せが基本なのでスタッフから注意換気はないです。施設・スタッフによるマナー向上・啓蒙活動がリピーターを招くことにつながると思いますので良質なサウナーを育成するという雰囲気づくりに期待したいところです。
その他の施設情報
THERMAL SPA S.WAVEのBARカウンターには無料の水素水サーバーも設置されているのでサウナ利用前後の水分補給に助かります。
THERMAL SPA S.WAVEではラッシュガードは利用可能です。Tシャツを着て利用されている人も見かけましたが、施設に確認したところ水着素材でないとNGとのことです。無料でガウンを利用できるので肌寒いときは違反のTシャツではなくガウンを利用するかラッシュガードを持参しましょう。