コロナ禍での3度目の緊急事態宣言がまたも延長。2021年4月25日に発出され、当初は5月11日までだったが5月31日まで延長、更に6月30日までとなった。1度目や2度目の緊急事態宣言から旅行に行けない!いろいろなサウナを巡ってみたいけど今は我慢するしかないと諦めていたが、一生のうちに一度は行ってみたい国内外のサウナランキングをまとめてみた。気兼ねなく、自由に旅行できるようになる時に備えてバーチャルサウナでイメトレ。
Googleストリートビューでフィンランドへのバーチャルトリップを楽しんでみた。
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一生に一度は行ってみたいサウナランキング(国内編)
1位 御船山楽園ホテル らかんの湯
SAUNACHELIN(サウナシュラン)で2年連続で1位を獲得している佐賀県雄市の御船山楽園ホテル の2019年にリニューアルされた大浴場 らかんの湯。
男湯と女湯で趣の異なるサウナ。
夕方の男湯サウナはモダンなイメージで太陽の動きによって室内の明るさが変わる革新的なアイデア。
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一方、夕方の女湯は真っ白なサウナ。朝夕で男女入替えなので宿泊して両方を満喫したい。
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出典:益若つばさTsubasaMasuwaka
2位 SUIDEN TERRASSE
山形県鶴岡市にある田んぼに浮かぶホテルSUIDEN TERRASSEのサウナは2021年4月に新オープン。
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セルフロウリュを備えた本格的なフィンランド式サウナ。天色の湯 サウナはホテル建築に合わせて天井の木屋根、天窓、椅子、水風呂まで、六角形で統一された、おしゃれな空間。
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月白の湯 サウナでは壁にもセルフロウリュができる。その名は「ウォーリュ(ウォール(壁)でロウリュすること)」。
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外の水風呂は周辺の水田と一体化した雰囲気も楽しめる。
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出典:藤森慎吾のYouTubeチャンネル
3位 吹上温泉 白銀荘
北海道 空知郡上富良野町、新千歳空港から車で3時間ほどの白銀荘のサウナは北の聖地と言われ、サ道のロケ地ともなった。水風呂ではなく冬、降り積もった雪風呂にダイブしたい。
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出典:【サウナチャンネル】&saunaアンドサウナ
一生に一度は行ってみたいサウナランキング(フィンランド編)
サウナのふるさと。
幸福の国、フィンランド。
首都、ヘルシンキまでは10時間ほどのフライト。
1位 クーサモ イソケンカイステン・クルビ
首都ヘルシンキから飛行機で約1時間で移動できるクーサモ町https://www.ikk.fi/ja/は東北のロシア国境から2kmの街。
三ツ星、五つ星を超越した七つ星。
サウナfromフィンランドという協会が認定した七つ星。
その極上のサウナと称されるIsokenkaisten Klubi(イソケンカイステン・クルビ)は日本では馴染みが薄いスモークサウナ。
スモークサウナは煙突がないという特徴があり、1トン近くもあるサウナストーンを7〜8時間かけて薪を燃やし続けてサウナ室が煙で充満するまでストーブあたためる。
その後、充満した煙を外に排出し、石の予熱だけで入る極めて原始的なサウナ。
燃えた薪の伝統的な香りと一緒に上がる蒸気はとりわけおだやか。
スモークサウナを温めるには何時間もかかるが、おだやかなサウナが楽しめる。
スモークサウナこそサウナの原点と言われている。
元々は電気もない数千年前の大昔かスモークサウナが存在し、冷蔵庫がない時代はスモークで食物を燻製にして保存できるようにするための設備。
滅菌空間となるのでスモークナウ内で昔は昔は出産も行っていた神聖な場所の名残として、今でもフィンランドの人々はサウナを神聖な場所として考えているそうだ。
古びた感じの横長の木造の母屋の奥の白樺の合間にサウナがある。
更にその目の前には湖が広がる。冬場はその湖が真っ白に一面が凍っているが、桟橋の一部にアヴァントとよばれるぽっこりとした穴が空けられている。
桟橋からその穴には水中に向かってほぼ垂直に木製のはしごが。
そこが天然の水風呂となる。
冬場、外気温が-12℃の時、その水風呂の表面温度がほぼ0℃。
水の中の方が外気や表面より暖かく感じるのかもしれない。
冬場なら積もった一面の雪風呂へのダイブも選択できる。
もし、オーロラに遭遇できたら、ととのうを超越した新感覚を味わえるのかも。
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出典:Isokenkäisten Klubi
2位 タンペレ カウピンオヤ サウナ
公衆サウナが最も多い街、タンペレ市https://tampere26.fi/はフィンランド第二の都市で首都ヘルシンキから北へ最短1時間半ほどで移動できる。
Kaupinoja Sauna(カウピンオヤ サウナ)は縦に長く44kmもあるナシヤルヴィ湖畔で湖水浴が楽しめる地元で人気の公衆サウナ。
広大な湖での天然の水風呂体験やひなたぼっこを満喫できるそうだ。(https://www.talviuimarit.fi/kaupinojan-sauna/)
サウナの所有地と区画はタンペレ市が所有しているが、サウナはタンペレ冬季水泳協会が運営。
メンテナンスが行われる毎月第 2火曜日を除いて、ほぼ常に営業。夏季は年次メンテナンスのため、サウナは 2 週間閉鎖されるらしいので旅行の栞を作成するときには抜かりがないように事前チェックしておきたい。
サウナは薪が燃料で、30分に1回、薪をくべてサウナ室を激アツにする。
サウナ室の小さな煙突からは真っ黒な煙が立ち昇る。
その薪は1年間分がストックされているとのことで驚きだ。
サウナ室は男女混浴。持参した水着を着用、Myサンダルを履いてサウナに入り、水風呂ではなく、手すり付きの階段式スロープで直接、湖に入れる。
そのスロープは下り、上りでそれぞれ1レーンづつ整備されいる。
サウナ室は対面それぞれ横長の3階段式でセルフロウリュ可能。
サウナ室と湖へのスロープの間の通路の周辺には公園にあるような木の横長のベンチがいつか設置されているので、そこで外気浴。
3位 タンペレ ラヤポルッティ サウナ
タンペレ市のピスパラ地区に1906年に開業した、フィンランドに現存する最古の公衆サウナRajaportti Sauna(ラヤポルッティ サウナ)は現在、タンペレ市が所有しサウナ協会が運営している。
街中の道路沿いの民家のようなの建物。
横断歩道がある道路側からだと併設するカフェの建物の明るい黄土色の壁板。
それと同じ色の人の背丈より若干は背の高い板を縦にたくさん並べた間仕切り風のフェンスには手書きでSAUNAと書かれた看板。
その黄土色カフェの間仕切りフェンスをちょっと行くと、切れ間があり、道路側のカフェの建物の向かい側には日本では味わうことができない古めかしい雰囲気の薄汚れた白い壁の平屋建ての建物。
その壁にはバッタを薄明るくした色の窓木枠と同じ色で、これまた手書きで大きくSAUNAと書かれている。
その建物は黒い屋根で奥の方にはレンガの短めの煙突がついている。
この平屋建てがロフト式サウナである。
壁の小窓と同じようなバッタを薄明るくしたような色の小さな小窓の上にはKASSAと小さな小窓の横幅に合わせて、遠慮気味に手書きで書かれている。これが受付である。
この受付の正面の右手が男性、左手が男性。KASSAとは直訳すると現金、レジですね。
そのKASSA前の外の小道には公園にあるような木の横長のベンチ椅子が外にいくつか並べられており、そこで老若男女一緒にバスタオルを巻いて外気浴。
このベンチの色はカフェの壁やフェンスと同じ黄土色で統一されている。
日曜日はもちろん、火・木曜も営業していないし、営業している曜日も午前中は営業していない。
月・水曜は16時から22時の営業、金・土曜は14時から22時の営業。
日本のサウナのように毎日営業していないし、営業開始も遅めだ。
折角、ここに訪れることが出来ても営業していなかったと残念なことにならないように旅の計画は事前に入念なチェックが必要ですね。
日本でいうと明治時代から営業している長い歴史が示す通り、元来は観光客向けのサウナではなく、地元の生活の一部に溶け込んだ雰囲気のサウナである。
アウェーの日本人サウナーが地元の人にご迷惑をかけないように気遣いをしつつ堪能してみたい。
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出典:マグ万平ののちほどサウナで