18歳から大人に

署名

今月、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたので、私は20歳の誕生日を迎える前に大人になりました。

変わったこと、変わらないことを正しく把握できていますか?

今まで「20歳以上」だったすべてが「18歳以上」に置き換わるわけではないので注意が必要ですね。

成年年齢の引き下げで変わること

できることが増えた一方でリスクも増えますので借金してリボ払い地獄にハマるなど負け組に陥らないようい注意しつつ、証券口座を開設して将来のために早めに積立投資を始めるなど、今回の法改正を正しく有効に活用したいですね。

親の同意なく契約が可能

18歳、19歳でもスマホの契約や賃貸不動産の契約、クレジットカードをつくったり、お金を借りたり、証券口座の開設に親の同意が不要となりました。

カードローンについて

法律上は18歳からローンが組めるようになりましたが三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などの大手銀行はカードローンの契約対象を「20歳以上」に据え置いています。

女性が結婚できる最低年齢の変更

これまで16歳だった女性が結婚できる最低年齢がが18歳に引き上げられました。結婚できるのは男女ともに親の同意無しで18歳以上と統一されたことになります。

パスポートの取得

これまで5年有効までだった未成年のパスポート取得も18歳から10年有効のパスポートが取得できるようになりました。

国家資格の取得

公認会計士や司法書士、行政書士、社会保険労務士などの資格を取得できるのも18歳からとなりました。

裁判員に選ばれる

選ばれる可能性があるのは実際には来年、2023年1月1日以降ですが裁判員に選ばれる対象者も18歳以上に引き下げられました。

性別の取り扱いの変更審判

性同一性障害の人が性別の取扱いの変更審判を受けられるのも18歳からとなりました。

犯罪を犯した場合は大人扱い

18歳、19歳は特定少年と位置づけられ、少年審判ではなく、一般的な刑事裁判を受ける可能性が高くなったり、実名報道の規制がなくなったりと子どもと大人の間のような取り扱いがされるようになります。

成年年齢の引き下げで変わらないこと

成人式

自治体が行う成人式は今後も従来通り20歳・21歳を対象とするところがほとんどです。受験と重なり出席者が減少してしまうので現状維持するようです。

成人式の未来 成人式の未来

選挙権

2015年の法改正から既に18歳以上に引き下げ済みです。

国民年金への加入

国民年金への加入義務はこれまで通り20歳以上のままです。

飲酒・喫煙など

お酒を飲めるようになるはこれまで通り20歳以上、タバコも20歳になってからです。競馬、競輪、オートレースなどの公営ギャンブルも20歳からのままです。

運転免許

普通自動車免許もこれまで通り18歳以上で取得可能ですが、大型・中型自動免許の取得は20歳以上じゃないと取得できない現状ルールが維持されました。