インバウンド需要で価格高騰

渋谷

海鮮丼が8,000円

インバウンド需要の高まりもあり、各種物価の高騰が続いています。

梅沢富美男氏が北海道函館の馴染みの店のインバウンド価格を痛烈批判したことでここ数日、賛否両論巻き起こっています。

バブル崩壊後に失われた30年、これまで安いダンピング価格の海鮮丼が溢れていた状態だったのが異常だったのかもしれません。

デフレが長く続いた日本人には安くないと売れなかったので、漁師は大量に乱獲して薄利多売を繰り返し、その結果、不漁を招くという悪循環だらけでした。

世界GDPがドイツに抜かれ3位に転落、一人当たりGDPでは台湾、韓国に追い越されつつあり、貧困大国に落ちぶれた日本は安すぎだったのです。

ラーメン価格も異常!?

外国人観光客に大人気の北海道ニセコのスキーリゾートでは日本人に感覚の値段だと品質が悪いと勘違いされて、カツ丼3,000円、ラーメン2,500円でも外国人観光客にとっては安く感じられるようです。ニセコではコンビニでも高級シャンパンや高級食材が売られており、外国人観光客が当たり前に購入していきます。

創業120年を超える老舗のすき焼きの名店として有名な「人形町 今半銀座店」でも厳選された上質な松阪牛が使われるすき焼きが外国人観光客に大人気です。コース一人前が1万3,000円以上であり、客の7割が外国人観光客が占めて、追加を肉をお金を気にすることなく注文しています。

外国人富裕層をターゲットにした高級ホテルが続々とオープンしています。ビジネスホテルも含めて東京都内のホテル代も高騰しています。コロナ禍の1.5倍以上になっています。こちらはインバウンド需要だけに限らず、人件費や食材費の高くなってきていることも値上げの要因となっています。

失われた30年は2012年から2022年に大きな原因があるとされています。この10年間の検証を踏まえて再構築を急ぎ、日本の復活を期待したいですね。

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