アフリカが世界の中心に!?

アフリカ

アフリカの国々は貧しくて遅れているといったイメージを持っていませんか?アフリカ大陸には54の国が存在しますが、実は、近い将来、世界の中心となる国がアフリカから誕生すると予測されているそうです。人口は2020年の13億人から2050年には25億人になると予測されている。何故、アメリカでもなく、中国でもなくアフリカが世界の経済の中心となると予測されいるのか、そして、どの国が発展すると予測されるのか、それらの国の歴史や風土などを学んで将来に備えておきましょう。

東のケニア

主要都市:ナイロビ

公用語:スワヒリ語、英語

気候:平均気温10°C〜28°C 年間を通して快適に過ごせる

東京2020オリンピックのメダル数:10個(金4 銀4 銅3)

西のナイジェリア

主要都市:ラゴス

公用語:英語

気候:年間を通して22°C前後だが、2回の雨季がある。

東京2020オリンピックのメダル数:2個(金0 銀1 銅1)

南の南アフリカ

主要都市:ヨハネスブルグ

公用語:英語、アフリカーンス語、バントゥー諸語

気候:夏場でも最高気温が25°C前後で、冬場でも最高気温は平均で16°Cだが、深夜に最低気温が氷点下になる。

東京2020オリンピックのメダル数:3個(金1 銀2 銅0)

北のエジプト

主要都市:カイロ

公用語:アラビア語

気候:平均最高気温が20°C〜35°C

東京2020オリンピックのメダル数:6個(金1 銀1 銅4)

リープフロッグイノベーショーン

リープフロッグイノベーションとは、カエル飛びのように規制や制約などを省略して新しい技術を普及させていくことをいいます。

例えば日本のPayPayやLINE Payのような現金を使わない決済サービスに加えて、預金や送金など銀行に取って代わるM-PESAというサービスが一気に普及している。これまで、銀行口座普及率は3〜4割程度と低く、若年層が都市部に出稼ぎに出ても故郷の家族に送金するにも、銀行口座がない、故郷には銀行が近くにない、送金手数料が高くて容易に送金できる環境ではなかったそうです。日本だと考えられませんが、逆にそのおかげでキャッシュレス決済の普及率が日本よりも進んでいます。海外に出稼ぎにいっている若者が自国の家族に手数料無料で送金できたり、逆に、海外に留学している学生に親が手数料無料で送金できるので逆に銀行が必要ありませんね。日本の数多くの銀行も淘汰されいくんでしょうか?

母の世代は音楽はCD、映画はDVDなど物理的なメディアで視聴するのが普通だったようですが、私達の世代はスマホでストリーミング再生が普通という感覚に似ているのでしょうね。

主要メディアが新聞ーラジオーTVーYoutubeやTikTokなどに時間をかけて変遷してきたが、後進国が同じルートをたどる必要は無く、逆に、物流や医療、広告など様々な産業において既得権益や整備されてしまった古いインフラや規制に縛られることなく、新しいテクノロジーをいち早く採用して普及しやすいので二次曲線的に発展しやすい環境がアフリカにはあります。歴史的には欧米諸国の奴隷にされてしまったり、現在も資源の確保と生産の拠点しての位置づけに過ぎなかったが、2050年には世界の総人口のうち4人に1人がアフリカ人になると予測されいます。ヨーロッパでは人口が減少すると予測される中、アフリカはイノベーションの実験、先行活用の市場として既にアメリカや中国からの投資も多くなされ、今後、日本の高度経済成長期のように若く元気に成長していくという未来予測となっています。日本は世界標準から取り残されオワコン扱いになりつつあるという危機感を持ちつつ、アフリカが先行するサービスやマーケットの流れを注視して日本が再び高く飛び跳ねられるように準備しておかないといけませんね。

参考:「超加速経済アフリカ:LEAPFROGで変わる未来のビジネス地図」椿 進(東洋経済新報社)

著書の椿 進(つばき すすむ)さんは主に中国、東南アジア、インド、中東、アフリカをはじめとする新興国において新規事業を開発したり、日本企業の海外進出におけるコンサルティングを行っているAAIC(Asia Africa Investment Consulting)という会社の代表取締役の方です。

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大前研一氏推薦! “人類発祥の地「アフリカ」がいよいよ来た!”

この本は、現地情報×ファクトフルネスで、30年前の頭を切り替える新感覚ビジネスパーソンの教養書です! たとえば、次のことはすべて、アフリカのファクトフルネスです!

◆ 15分以内に輸血用血液バッグを運ぶドローン
◆ 銀行口座がなくてもキャッシュレス決済
◆ どんな田舎でも受診できるAI医療診断
◆ 東アフリカ主要国の首都を結ぶ高速鉄道
◆ 西アフリカのドバイを造る2000億円プロジェクト

ほかにも、爆発的な人口増加、平均年齢19歳、テック系スタートアップの躍進、キャッシュレス化率90%、新幹線の開通、ショッピングモールの登場など、まだまだ驚きの事実があります。

本書を読めば、アフリカのイメージがきっと一変します。アフリカは、かつて日本や中国、インドが歩んできた道を、加速度をつけて突き進んでいるのです。最先端のテックビジネスが社会実装され、近未来のビジネス地図がまさに今、書き換えられようとしているのです。