疲れやすい原因

疲労

年末年始のお休みや寒い日が続いて運動不足となって生活リズムが乱れてしまって疲れを感じていませんか?それ以前でも慢性的に疲れがとないといった人も様々な原因がありますが医師で脳生理学者の有田 秀穂先生の著書『医者が教える疲れない人の脳―――「慢性疲労」を消す技術』を読んでみて、出来そうなことから実行して疲労や倦怠感から開放されるようになることをオスメスします。

セロトニンが不足

多くの人は脳が疲れている状態であり、この脳の疲れをとるためにはセロトニンをしっかりと分泌されることが重要みたいです。セロトニンとは睡眠ホルモンであるメラトニンの原料にもなり、良質な睡眠のためになくてはならないものです。日中に朝日をしっかり浴びる、軽い運動をするといった活動を積極的に行うことでセロトニンが増えるそうです。夜ぐっすりと眠るために必要なセロトニンを分泌させるには日光を浴びることと、朝散歩がオススメです。

sleep 最近寝つきが悪い、寝起きが悪い、寝ても寝ても疲れる

タンパク質が不足

タンパク質が不足していると倦怠感をはじめとした様々な不調が現れるそうです。逆にタンパク質を摂取することができれば代謝が改善されて体重を減らすことに役立ったり倦怠感を防いでくれるとのことです。

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概日リズムに逆らって生きている

私たちの体には概日リズムと呼ばれる体内時計が備わっていて約24時間周期でリズムを刻んでいます。朝寝坊や時差ボケ、テスト前の一夜漬けや夜ふかしなどによって概日リズムに逆らって生活すると慢性疲労が発生するだけでなく、ガンや糖尿病などの病気のリスクも高まってしまうそうです。

rhythm of daily life 体内時計がズレると太る!?

寝る前の過ごし方に問題がある

寝る前に食事をすると、疲労回復ホルモンである成長ホルモンの分泌が阻害され、寝る前にスマホをいじったりPCやTVを見るとブルーライトから知らず知らずのうちに体がストレス影響を受けて眠れなくなり、疲労が蓄積してしまいます。寝る前は読書やアップテンポではないヒーリン系の音楽や余り興味のない分野のYoutubeのトーク系チャネルを耳だけで聞くなどしてブルーライトを浴びないように注意したいですね。

水分が不足している

水分が不足し、少しでも脱水状態になると認知機能が低下して作業記憶に悪い影響を及ぼして緊張や不安、そして、倦怠感が増加する可能性があるので、こまめに水分補給をすることを心がけた方が良いみたいですね。一度に多くの水を飲むのはNGです。コップ一杯が目安です。特に寝る前と起きた後のコップ一杯の水は重要です。朝は口内の雑菌をうがいで洗い流してから水を飲んでください。

参考 『医者が教える疲れない人の脳―――「慢性疲労」を消す技術』 有田 秀穂

セロトニン研究の第一人者が指南する、
脳を「最高の状態」にする生活術!

セロトニン、オキシトシン、メラトニン。
この3つの脳内物質を上手に増やすことが
「疲れない脳」をつくる鍵となる。
まずは、朝5分、「太陽の光」を浴びることから。
手軽で、誰もが実践可能な方法を紹介。

◎脳疲労の原因は「大脳の過度な興奮」
◎「怒っている人」は、間違いなく「疲れている人」
◎スマホ・PC依存は「脳を破壊する」
◎日光浴+リズム運動――「セロトニン」活性の基本
◎癒しホルモン「オキシトシン」をたっぷり分泌させる法
◎睡眠力の要「メラトニン」はどこでどうつくられる?
◎一人カラオケ、フラダンス、お遍路……じつは脳にいいこと

――こうすれば、もっと頭が冴える、心が軽くなる!

■著者 有田秀穂(ありた・ひでほ)
医師・脳生理学者。東邦大学医学部名誉教授。セロトニンDojo代表。
1948年東京生まれ。東京大学医学部卒業後、東海大学病院で臨床に、
筑波大学基礎医学系で脳神経系の基礎研究に従事、その間、米国ニューヨーク州立大学に留学。
東邦大学医学部統合生理学で坐禅とセロトニン神経・前頭前野について研究、
2013年に退職、名誉教授となる。各界から注目を集める「セロトニン研究」の第一人者。
メンタルヘルスケアをマネジメントするセロトニンDojoの代表も務める。
著書に『脳からストレスを消す技術』(サンマーク出版)、
『脳科学者が教える やっかいな脳のクセをリセットする朝5分の呼吸法』(総合法令出版)など多数がある。