エシカル消費とは
エシカルは倫理的という意味です。近年、環境問題や社会問題に配慮して商品を選ぶ消費者が増えています。
エシカル消費とは、商品やサービスを購入する際に、その製品やサービスが社会や環境に与える影響を考慮して、良心的な選択をすることです。
例えば、地球に優しい製品や、労働者の権利を尊重した製品を選ぶことがエシカル消費の一例です。
近年、地球温暖化や自然災害などの環境問題が深刻化しており、それに対する意識が高まっています。そのため、環境に配慮した商品やサービスを選ぶエシカル消費が注目されるようになっています。
また、製品やサービスの生産過程において、労働者の権利や社会的責任を尊重することが求められるようになっています。それに対する消費者の関心が高まり、エシカル消費が広がっていると言えます。
インターネットやソーシャルメディアの普及により、商品やサービスに関する情報が簡単に共有されるようになりました。そのため、製品やサービスが社会や環境に与える影響について、消費者がより簡単に情報を得ることができるようになり、エシカル消費が広がりやすくなりました。
エシカル消費が広がっている中、日本の大手食品メーカーにも変化が起きています。
キューピーが卵など動物性の材料を使わない植物由来の食品を中心とした専用ブランドをつくると2023年3月に発表しました。
カゴメもスタートアップ企業と共同で代替卵の商品開発と販売を通して事業を強化しています。
世界に比べ、日本は食の安全基準が緩めであり、世界的には日本の食品は危ない!ということだったので、大手食品メーカーの変化は歓迎すべき流れです。とはいえ、製品を買う前に、製品のメーカーや商品に関する情報を調べるようにしましょう。