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大多数数の日本人に不足
日本人の約8割もの人がビタミンDの不足状態となってしまっているそうです。
ビタミンDとは
感染症、がん、糖尿病など不足が続くと健康寿命を阻害するリスクに広く関わる栄養素であるにも関わらず、不足しがちなビタミンなんだそうです。
脂に溶ける性質を持つビタミンで、腸からのカルシウム吸収を促し、骨の健康維持に働き、欠乏すると骨軟化症など、骨が弱くもろくなる病気を引き起こしていまうとのことです。
ビタミンという名前がついていますが、実際には、ステロイドホルモンの一種で、全身に受容体し、多くの細胞の働きを調整してくれているということが研究などによってわかってきています。
軽度の不足でも骨折リスクを高めるといった研究データもあり、アクティブに活動できる筋肉と骨を維持するにはビタミンDは欠かせない栄養素だったんです。
また、多くの免疫細胞に存在することから免疫機能の維持にビタミンDが重要な役割を果たすという考えが新型コロナウィルスの流行で注目されるようになっています。
不足しているビタミンDを補う方法
意識してビタミンDを摂取する必要なのですが、ビタミンDは魚に多く含まれています。また、日光を浴びることによっても体内で生成されるということなので魚を食べて20〜30分程度の日光浴をするようにしましょう。ただ、紫外線による肌ダメージによる老化の影響を気にしながら追い込みすぎないように注意しながら程よく日光浴してください。サプリメントで補うことも大切です。アメリカ人が一番購入しているサプリメントはビタミンDだそうです。サプリとして摂取する場合の目安は1日あたり400IU〜1,000IUという量として、摂取し過ぎには注意が必要とのことです。
ビタミンDは脂に溶ける性質であるため、体内で使われなかった分が速やかに尿として排泄されるビタミンCなどの水溶性ビタミンとは異なり、半月ほどは体内に留まってしまうので、過剰摂取による影響を避けるためにこまめに摂取することがオススメされています。
アメリカ人が購入しているサプリメントランキング
- 1位 ビタミンD
- 2位 マグネシウム・・・ストレスによっても減るミネラル。血管疾患や糖尿病のリスク抑制
- 3位 オメガ脂肪酸・・・魚の脂の成分でもあり、中性脂肪値低下や認知機能改善などに役立つ脂質成分
この記事にて興味が湧き、より詳しい内容を把握してより健康になりたいと思った方は樂木宏実さんの著書『老化はこうして制御する 「100年ライフ」のサイエンス』をじっくりと読んでみてください。
参考 老化はこうして制御する 「100年ライフ」のサイエンス 樂木宏実、日経BP
人は何歳まで元気に生きられる?
第一級のエイジング研究者16人が明かす、100年ライフを健やかに生きるファクトブック。人は何歳まで生きることが可能で、健康寿命はどこまで延ばすことができるのでしょう?そして、老化とはいったい何で、どうすれば制御できるのでしょう?
ライフサイエンス研究の進展により、これまで分からなかった老化の仕組みが次々と明らかになり、社会実装も進みつつあります。
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